Nordic Semiconductor、超低消費電力エッジAI機能搭載の新製品nRF54LM20Bを発表し、nRF54Lシリーズのリーダーシップを強化

プレスリリース発表元企業:ノルディック・セミコンダクター株式会社

配信日時: 2026-03-17 10:00:00

Nordic Semiconductorは、エネルギー効率に優れたエッジインテリジェンスをすべての開発者とバッテリー駆動デバイスで利用可能にする、大きな一歩を踏み出す



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低消費電力ワイヤレス接続ソリューションのグローバルリーダーであるNordic Semiconductorは、エッジAI戦略における重要な進展を発表しました。次世代の超低消費電力ポートフォリオを拡張し、最先端機能を追加するとともに、同社初のニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)搭載System-on-Chipの新製品「nRF54LM20B」を発表しました。

リアルタイムインテリジェンスを実現する高性能アクセラレーション
大容量メモリを備えたnRF54LM20Bに統合されたNPUは、TensorFlow LiteクラスのAIモデルを Arm(R) Cortex(R) CPUでの実行と比べて最大15倍高速に処理し、消費エネルギーも大幅に削減します。さらに、最も近い競合のエッジAIソリューションと比較して最大7倍の性能、最大8倍のエネルギー効率を実現します。これにより、高頻度センサーデータ処理、オーディオ解析、イベント駆動型AI処理などのエッジAIワークロードを、小型バッテリー駆動デバイスでも実用的に実装できるようになります。

Nordic Semiconductorでショートレンジ部門EVPを務めるØyvind Stromは、次のように述べています。「この新世代のエッジAI機能は、小型のバッテリー駆動デバイスが現実世界をどのように認識し、理解できるかを根本的に変革します。電力効率、レイテンシー、システム複雑性を損なうことなく、強力なインテリジェンスをデバイス上に直接実装することで、これまでにないほどスマートで応答性が高く、エネルギー効率に優れた新しい製品カテゴリーを可能にします」

Nordicは、エッジAIモデルの作成・最適化・実装を簡素化することで、開発者が電力消費や開発負担を増やすことなく、自社製品に高度なインテリジェンスを容易に組み込める環境を提供します。

日常デバイスにリアルタイムAIを実装
Nordicは、先進的なハードウェアアクセラレーション、柔軟なモデル対応、そして直感的な開発ワークフローを組み合わせることでエッジAIソリューションを強化し、オンデバイスAIを主流製品でも実用的に活用できるようにしています。新製品のNPU搭載nRF54LM20Bは、ウェアラブル機器、スマートホーム機器、オーディオ機器、産業用センサー、医療センサー、トラッキング機器といったバッテリー駆動デバイスでリアルタイムAIを実現します。

Øyvind Stromは、このように述べています。「この新世代のエッジAI機能は、小型のバッテリー駆動デバイスが現実世界をどのように認識し、解釈するかを根本的に変革します」

エッジAI開発をより容易に
新たなハードウェアアクセラレーションに加え、Nordicは超低消費電力エッジAIソリューションを拡張し、バッテリー駆動のコネクテッドIoT製品にインテリジェンス機能を組み込む際の一般的な障壁を取り除く機能を追加しました。

●モデル作成と最適化の簡素化
開発者は、独自のデータセットをアップロードし、モデルのアーキテクチャを指定することで、デバイス上で実行するエッジAIモデルを構築できるようになりました。これにより、分類モデルや回帰モデルを生成でき、エッジAIアーキテクチャをゼロから設計する作業が大幅に簡素化されます。ウェアラブル機器、産業用センシング、スマートホームデバイスなどの用途に最適です。

●単一のテキスト入力によるウェイクワード作成
開発者は、単一のテキストフレーズ(例:「Hello Nordic」)を入力するだけで、カスタムのウェイクワードモデルを生成できます。これにより、数千件の音声サンプルを収集・ラベリングする必要がなくなります。音声データセット構築に伴うコストや手間を大幅に削減できるため、音声操作機能を備えたデバイスの開発が容易になります。具体的には、音声操作デバイス、スマートスピーカー、ウェアラブル機器、リモコン、バッテリー駆動のオーディオアクセサリーなどへの応用が可能です。

●エコシステム対応の拡充
Nordicの新しいオンラインモデル生成ツールNordic Edge AI Labで作成したモデルは、NPUでの高速推論、またはCPUでの効率的な実行のいずれにも対応できます。これにより、性能要件と消費電力要件の両面で柔軟な設計が可能になります。また、AIモデル、開発ツール、組み込みファームウェア間の統合に伴う課題を解消し、オーディオ分類、異常検知、高度なIMU処理、予知保全、環境センシング、信号処理などのアプリケーションを実現します。

提供状況
nRF54LM20 DKは現在、Nordicの販売代理店を通じて入手可能です。nRF54LM20B SoCのサンプルについてはNordic国内営業担当までお問い合わせください。量産開始は2026年第2四半期を予定しています。

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Nordic Semiconductorについて
Nordic Semiconductorは、低消費電力ワイヤレス接続ソリューションにおけるグローバルリーダーであり、ハードウェア、ソフトウェア、開発ツール、クラウドによるライフサイクルサービスまでを網羅した包括的なプラットフォームを提供しています。これにより、接続型製品の開発を簡素化・加速するとともに、製品ライフサイクル全体にわたって信頼性の高い性能を実現しています。1983年に設立され、本社をノルウェーに置くNordicは、世界中で約1,450名の従業員を擁しています。Bluetooth(R) Low Energy(Bluetooth LE)のパイオニアとして業界を牽引してきた同社は、セルラーIoT、Wi-Fi、Matter、Thread、Zigbee、DECT NR+、NTN/衛星通信などへとワイヤレスソリューションの領域を拡大してきました。2025年には、Memfaultの買収によりチップからクラウドまでをカバーする提供価値を強化し、高度なデバイス監視機能やクラウドベースのオブザーバビリティを、同社の包括的なワイヤレス製品ポートフォリオに追加しました。Nordicの技術およびソリューションは、コンシューマー、ヘルスケア、産業分野において、安全性が高く、拡張性に優れ、エネルギー効率の高い接続型製品の実現を可能にし、よりスマートでつながる世界の発展を支えています。詳細はこちら(https://www.nordicsemi.com)をご参照ください。

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