Unipos、人的資本開示の“実態”を捉える新指標 「Human Capital Narrative Index」を開発

プレスリリース発表元企業:Unipos

配信日時: 2026-03-12 15:00:00

~プライム市場1,574社のスコアリングデータベースを構築し、経営課題の認識や変化のストーリーといった「語りの質」を定量化~



人と組織の力を引き出し組織課題を解決する Unipos株式会社(所在:東京都港区) は、上場企業に義務化された人的資本開示の「語りの質」を定量化する独自指標「Human Capital Narrative Index」(以下、HCNIまたは本指標)を開発し、東証プライム市場1,574社のスコアリングデータベースを構築しました。
本指標は当社会長であり、人的資本経営専門家として活動する田中弦の調査・分析を元に作成しております。
※HCNIは商標出願中です。

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「HCNI」とは何か
HCNIは、有価証券報告書・統合報告書・人的資本レポートの人的資本開示について、「語りの質」を数値化する指標です。
本指標は「なぜその数値になっているのか」「自社の課題をどう認識し、経営計画の実現に向けて何を変えようとしているのか」が読み取れるか--すなわち、企業の人的資本に対するナラティブの誠実さと具体性を評価します。

最大のポイントは、媒体ごとに記載内容が異なる有価証券報告書(AR)と統合報告書等(IR)に対し、独自に生み出した「統一基準」を適用している点にあります。
この統一基準に基づき、「ARスコア」「IRスコア」としてそれぞれの開示品質を精緻にスコアリング。さらに多様性に関する開示を評価する「多様性スコア」を加えた3つのスコアを統合的に算出することで、分散していた情報を集約しました。
多角的な視点から「語りの質」を捉え直すことで、従来の網羅性評価では捉えきれなかった、企業の人的資本経営の実態を浮き彫りにします。
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なお、各スコアはプライム市場内でのパーセンタイルランクに変換した上で合成し、総合スコア上位200社を「HCNI200-G」として選定しています。

「HCNI」の特徴
設計の独自性
本指標は、当社会長・田中弦が国内上場企業およびS&P500構成企業を含む国内外5,000社超の開示資料を精査し、複数の上場企業と人的資本経営の実現のため一貫して支援した実務経験から誕生しました。
数値や実績の情報の網羅に留まらず、お客様との対話を通じて見えてきた「経営の実態と開示情報のギャップ」に向き合い、その知見を設計に反映しました。現在はLLMを活用し、プライム市場全社へ一貫性のある分析を適用しています。
既存指標との違い
既存指標が主に開示項目の網羅性を評価するのに対し、HCNIは「変化のストーリー」の具体性を重視しています。
最も注視するのは、中長期計画の実現に向けて、自社の人的資本の課題や強みなどの“リアルな現在地”をどう捉え、成長への軌跡をいかに描いているかです。形式的な開示に留まらず、自社の実態に即した独自の戦略と、そこから導き出される変化のプロセスを評価の軸としています。
「HCNI」の開発から見えた2つのこと
1. 「変化のストーリー」を開示できている企業はプライム市場の約8%
プライム市場1,574社中、有価証券報告書・統合報告書で自社の課題や強みを踏まえた具体的な「変化のストーリー」を示せていると評価された企業は127社(約8.1%)でした。多くの企業が数値報告の段階に留まっており、「自社の課題をどう認識しているのか」「具体的にいつまでに何をするのか」は描けていません。多くの企業の人的資本開示には大きな伸びしろがあることが浮き彫りになりました。

2. 指標の有効性:開示スコアと株価リターンの間に初期的な正の相関
HCNIの有効性を検証するため、有価証券報告書の開示スコア(ARスコア)と株価リターンの関連を、プライム市場全1,574社を対象に統計的に分析した結果、開示スコアと翌月株価リターンの間に正の関連が確認されました。
※東証33業種の影響は統計的に除去
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業種制御による検証は極めて重要です。特定業界の好不調(業界全体の浮沈)の影響を統計的に除去した上でも正の関連が残ることは、同業種内においても「開示の質」が高い企業ほどリターンが良い傾向にあることを示しています。
さらに、HCNIスコア上位200社(HCNI200-G)を対象に、過去5年間(2021年3月~2026年2月)の株価データで検証を実施。市場動向・企業規模・割安度・勢いという4つの既知のリスク要因を考慮してもなお、年率+10.2%の超過リターン(p=0.014、5%水準で有意)が確認されました。
これらの検証結果は、人的資本開示の「語りの質」が市場評価に関連する可能性を示す初期的なエビデンスであり、HCNIが企業の実態を捉える指標として一定の有効性を持つことを示唆しています。
※本結果は現在の格付けを用いたバックテストであり、将来のリターンを保証するものではありません。
今後の動き
2026年秋には、2025年度有報データを加えたHCNIスコアの更新を行います。2027年以降、データ蓄積を踏まえたローリング格付けによる予測検証を実施予定です。
自社の開示の「現在地」を確認しませんか
当社では会長・田中弦を筆頭にHCNIの知見を活かし、東証プライム市場上場企業を対象に以下4つのステップでご支援を行っています。

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まずはステップ1.「HCNIスコア診断(無償)」の診断からお気軽にご相談ください。

【お問い合わせ先】
Unipos株式会社 事業開発担当
Email: hcm-consulting@unipos.co.jp
受付時間:平日 10:00~18:00

巻末:分析対象および注意事項
分析概要
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注意事項
- 個別企業レベルの検証(Fama-MacBeth回帰)の検証期間は12ヶ月であり、統計結果は初期的な傾向として位置づけています(学術的には3~5年以上が望ましい)
- 現在の格付けを過去の株価に遡及しており、Look-ahead bias(将来情報の混入)を含みます
- 本分析は投資助言ではなく、指標の有効性検証を目的とした実証分析です
- 個別企業のスコアは非公開です

以上

■Unipos株式会社について
Unipos株式会社は、ピアボーナス(R)「Unipos」をはじめとするテクノロジーの力と、経営・人事・管理職向けの各種コンサルティングサービスの両輪で、人と組織の力を引き出し、『「最高の集団を自らつくる」時代をつくる』というパーパスの実現を目指しています。
https://unipos.me/ja/?utm_source=pressrelease260312

■Unipos最新支援事例が掲載された「Unipos BLOG」
https://blog.unipos.me/

■組織風土改革を知り、学び、活かす「UNITE powered by Unipos」
https://unite.unipos.co.jp/

■Unipos株式会社 概要
社名 Unipos株式会社
所在地 東京都港区虎ノ門3丁目1−1 虎の門三丁目ビルディング 4F
代表取締役社長 松島稔

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