リミックスポイントグループ、FIP制度下の運用最適化に向けた共同実証事業を開始
配信日時: 2025-07-30 11:30:00
株式会社リミックスポイント(証券コード:3825、本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO田代 卓、以下「当社」)と当社子会社である株式会社シールエンジニアリング(以下「シールエンジニアリング」)は、エナジー・ソリューションズ株式会社(以下「エナジー・ソリューションズ」)、Tensor Energy株式会社(以下「Tensor Energy」)と業務提携契約を締結し、このたびFIP[1]事業の最適運用を支援する共同実証事業を開始する運びとなりましたので、お知らせいたします。
なお、本実証事業は、当社が保有する既設のFIT[2]太陽光発電所を対象とし、FIP制度への移行手続きが完了次第、実証を開始する予定です。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33609/166/33609-166-0956ff308d28b508163ef5aef87bc63f-3745x1382.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[1] 再生可能エネルギー発電事業者がJEPX等の電力取引市場に電力を売電する際、売電価格に一定の補助額(プレミアム)を上乗せする制度
[2] 再生可能エネルギーで発電した電力を、電力会社が一定期間、固定価格で買い取ることを国が約束する制度
■実証事業の背景と目的
当社は、熊本県宇城市にある既設のFIT太陽光発電所を自社で保有しており、将来的なFIP制度への移行を見据えて、その準備を進めております。
本実証事業では、当社が保有する宇城太陽光発電所および併設する蓄電池システムの運用最適化を目的とし、発電予測・市場予測・需要予測をもとに、IT技術を活用した制御・運用・検証を実施します。あわせて、JEPX(日本卸電力取引所)およびOCCTO(電力広域的運営推進機関)に対する申請業務フローの自動化についても、その有効性を検証し、発電所の運用管理や計画策定に関する知見の蓄積を図ります。
FIP制度下では、発電した電力をJEPX等の電力取引市場で売却し、その市場価格に応じて支払われるプレミアムや売電収入が主な収益源となります。当社では、これまで主な収入源とされていた売電収入に加え、需給調整市場への参画も視野に入れることで、新たな収益機会の創出を図り、発電事業者としての収益最大化を目指します。
■実証事業の内容
本実証事業では、エナジー・ソリューションズが提供するローカルエネルギーマネジメントシステム(EMS)[3]と、Tensor Energyが提供するソフトウェアプラットフォームを連携させることで、FIP制度下における発電事業の運用最適化を実現してまいります。
本取り組みでは、以下の3つを実証します。
1. データ収集・予測モデルの構築
EMSを通じて取得した太陽光発電設備および蓄電池の運転データを活用し、太陽光発電量やJEPXスポット市場価格[4]の予測モデルを構築します。
2. FIP制度に対応した申請・計画フローの自動化
予測結果に基づき、蓄電池の最適な充放電スケジュールを策定。さらに、JEPXへの入札価格や、OCCTOへの発電・販売計画に関する提出データを自動で生成し、業務の効率化を図ります。
3. 蓄電池のリアルタイム制御と最適運転
EMSを通じて随時取得されるデータを活用し、蓄電池への充放電指示を実行。電力需要や市場価格の変動に応じて、自動的に運転を最適化します。
[3] 特定のエネルギーネットワーク内においてデータを収集・常時監視し、必要に応じて自動調整を行うことで、電力使用を最適化するシステム。
[4] JEPXのスポット市場(一日前市場)において、30分単位で取引される電力価格。
■宇城太陽光発電所の概要
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/33609/table/166_1_4c8fbcbdb5eac373a3c123efedd1d86b.jpg?v=202507300316 ]
■今後の展望
本実証事業は、需給調整市場への参画に向けた第一歩です。今後当社は、FIP事業の運用最適化を通じて、売電収入のみに依存しない新たな収益構造を確立し、持続可能なビジネスモデルの構築を目指してまいります。
本事業が2026年3月期連結業績に与える影響につきましては軽微であります。
■エナジー・ソリューションズ社について
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/33609/table/166_2_f269785ba242b7992ded0563e29f72a8.jpg?v=202507300316 ]
■Tensor Energy社について
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/33609/table/166_3_fa4bc3dfd143b42099ed55300d50dd24.jpg?v=202507300316 ]
■リミックスポイントについて
リミックスポイントは、社会と環境に新しいスタンダードを提供する観点から、電力小売事業を中心としたエネルギー事業と、蓄電池事業や補助金・省エネコンサルティング事業を中心としたレジリエンス事業を展開しています。また、昨年より新たに暗号資産投資を含む金融投資事業を開始し、最近では、ビットコインを中心とした暗号資産に積極的に投資する企業として注目を浴びています。
リミックスポイントグループでは、今後もSDGs推進企業としてエネルギーやレジリエンスに関する問題に邁進し、社会の持続性に役立つサービス・事業を実現してまいります。
これからのリミックスポイントグループの取り組みにご期待ください。
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