「マイナビ 2024年卒 入社半年後調査」を発表

プレスリリース発表元企業:マイナビ

配信日時: 2024-12-11 11:00:00

2024年卒の新社会人生活を表す漢字一文字、1位は「学」。「様々なことを学んで成長していると感じる」など前向きな意見



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-176b706718fb8215006b6903b582fa2a-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年4月新卒入社の社会人を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 入社半年後調査」」の結果を発表しました。

〈TOPICS〉
- 2024年卒の新社会人生活を表す漢字一文字、1位は「学」【図1、2】
- 新社会人の18.6%は就活時より勤務先満足度が上昇【図3、4】
新社会人の2人に1人が勤務先のインターンシップ・仕事体験に参加。
- 参加経験者の方が現在の勤務先満足度が4.2pt高い結果に【図5、6、7、8】
新入社員の転職意向は過半数となるも前年より減少。
- 転職意向には「働く時間の長さ」が影響か【図9、10、11】


◆2024年卒の新社会人生活を表す漢字一文字、1位は「学」
【調査概要】
今年の新社会人に、入社してから現在までの社会人生活を表した漢字一文字を聞くと、「学」が1位となった(前年2位)。選んだ理由は、「様々なことを学んで成長していると感じるから」「一年目は様々なことを吸収して学び続けなければならないと考えるから」など、生き生きと学びながら仕事に向き合う様子がうかがえる。2位以下は「楽」「忙」「苦」「変」など、前年も上位だった漢字がランクインした。
彼らの就職活動時に自分の就職活動を漢字一文字で表すと何か聞いた際に1位となった漢字は「楽」だった※。選んだ理由としては、「試行錯誤しながら取り組んだことに楽しさを感じた。」「初めてのことで手探りもあったが、結局楽しんでできたから。」といった回答が挙げられ、就職活動そのものにも楽しさを見出していた人もいたようだ。この「楽」という漢字は新社会人生活を表す漢字一文字でも2位にラインクインしているが、1位の「学」は就職活動時のTOP10にはランクインしていない。社会人になって「学」びの多い環境に様変わりしたように感じている人が多いのだろう。【図1、2】
※マイナビ「2024年卒 学生就職モニター調査 8月の活動状況」

【図1】
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-102c0e01415da863613e0db4fed16b90-479x255.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【図2】
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-b85d27c0100da8f3de8f12f82a8b0659-601x307.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


◆新社会人の18.6%は入社後に勤務先の満足度が上昇
就活時の入社予定先企業の総合満足度と、入社半年後(10月調査時点)の勤務先の総合満足度を、それぞれ5段階で聞いた※1。就活時の入社予定先満足度が高い(満足度4・5)割合は89.6%と、前年より4.7pt減少した。一方、入社半年後の勤務先満足度が高い割合は84.0%と、前年より4.9pt増加している。入社後の満足度変化に着目すると、23年卒(入社後15.1pt減)より、24年卒(入社後5.6pt減)の方が入社後の満足度の減少幅が少なかった。
※1:勤務先満足度を、「不満である・やや不満である・どちらともいえない・やや満足している・満足している」の5段階で聞いた結果を、「満足度1・2・3・4・5」と表記
また入社前後で満足度が下降した割合は前年同値(40.1%)となったが、上昇した割合は18.6%(前年比9.8pt増)と、23年卒よりも入社後に満足度が上昇した人が多かった。一般的に入社直後はリアリティショック※2を感じやすいとされているが、24年卒は23年卒と比較してインターンシップ・仕事体験などの参加率も増加し、入社前の企業理解の機会の充実によって、リアリティショックが入社前に起こるケースもある。それにより就活時の満足度は低下するが、入社後のギャップが縮小すると推察される。【図3、4】
※2リアリティショック:現実と理想のギャップに衝撃を受けること。

【図3】
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-400337f63c758055544ec299435157f5-575x278.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【図4】
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-3f6392efef00efbe10112875ddfe911d-551x285.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



◆新社会人の2人に1人が勤務先のインターンシップ・仕事体験に参加
参加経験者の方が現在の勤務先満足度が4.2pt高い結果に
現在の勤務先のインターンシップ・仕事体験に参加した割合は49.3%となり、調査を開始した20年卒以来、おおよそ右肩上がりで増加している。インターンシップ・仕事体験の参加有無別に総合満足度を見ると、参加経験者の81.4%が勤務先の満足度が4もしくは5だったのに対し、不参加者は77.2%と、4.2ptの差があった。さらにインターンシップ・仕事体験の参加日数に注目すると、1日よりも2日以上の参加者の方が満足度4もしくは5を選択した割合が多い。
総合満足度別に参加した内容についてみると、「グループワーク(企画立案、課題解決、プレゼンなど)」はいずれにおいても割合が高かったが、満足度5と3以下で最も差があったのは「実際の仕事のシミュレーション体験」の参加有無で、その差は23.9ptとなった。インターンシップ・仕事体験に複数日程で参加したり、実際の業務に近いプログラムを経験したりすることで、企業理解が深まり、その後の勤務先満足度にも影響していると考えられる。【図5、6、7、8】

【図5】
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-2a802c494d9aa0c12185314bb50fe96d-540x266.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【図6】
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-ad6481798607c87e12599537757a4750-520x275.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



【図7】
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-cf24996e6c8fe36508d7b7c82d6d242e-532x271.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



【図8】
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-9c7fcbbaeae4e243f9195c821a373121-519x267.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



◆新入社員の転職意向は過半数となるも前年より減少
転職意向には「働く時間の長さ」が影響か
今後の転職意向について聞くと、転職意向がある割合は54.2%で、23年卒の57.2%から3.0pt減少した。「仕事に疲れた、つらい」と感じることがあるかを聞くと、全体で70.2%が「感じる(常に+時々)」と回答した。これを転職意向の有無で比較すると、転職意向なしのグループでは57.2%なのに対し、転職意向ありのグループでは81.1%と、23.9ptの差があった。
また、仕事に疲れを感じる理由を聞くと、24年卒全体で最も多かったのは「仕事量が多い(41.1%)」だった。転職意向の有無で最も差が開いたのは「働く時間が長い」で、転職意向なしのグループでは18.0%であるのに対し、転職意向ありのグループでは35.7%と17.7pt差となり、長時間の勤務は仕事疲れや、転職意向に繋がる可能性が示唆される。【図9、10、11】

【図9】
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-56d5a0033491e4889b1a9cfcb54d992a-560x287.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



【図10】
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-668587d9487ce850c8506b9565f5a8b1-550x281.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



【図11】
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-7951023ebc8bb6dc90bca2ac987b8163-536x282.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



【調査担当者コメント】
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2955/2078/2955-2078-5b7d278a45ff772cc65ac1404bb1e7d1-1800x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

新卒採用担当者や、新入社員を受け入れ、指導する立場にある上司や先輩の方々は、今年の新入社員の成長や組織への定着、今後の活躍に期待をされていることと思います。昨今のキャリア形成活動の活発化により、2024年卒の新入社員の2人に1人が現在の勤務先のインターンシップ・仕事体験に参加していたことがわかりました。また複数日程参加したり、より実務に近い体験をしたりしている人ほど、入社後の満足度が高いようです。いまやインターンシップ・仕事体験は企業認知・理解のため取り組みであるだけでなく、オンボーディング施策の1つとも言えるのではないでしょうか。
今年の新社会人の選ぶ漢字は「学」となりました。学生時代からインターンシップ・仕事体験などを通じて、仕事やキャリアについて学んできた世代ですが、より一層の学びを深めながら、社会で活躍してほしいと思います。
マイナビキャリアリサーチラボ 主任研究員 井出 翔子




【調査概要】「マイナビ 2024年卒 入社半年後調査」
○調査期間/2024年10月25日(金)~2024年10月31日(木)
○調査方法/WEB上のアンケートフォームより入力
○調査対象/2024年卒業予定として就職活動を行い、その状況をモニター調査で回答した方を対象とした追跡調査
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/398名(文系男子73名 文系女子109名 理系男子104名 理系女子112名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20241211_89761/)からご確認いただけます。

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