加賀FEI、Wi-Fi 6対応 無線LAN/Bluetoothコンボモジュールのラインアップ追加

プレスリリース発表元企業:加賀FEI株式会社

配信日時: 2024-08-29 11:00:00

「WKI611AA1」サンプル外観

加賀FEI株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:塚本 剛、以下、当社)は、Wi-Fi 6、Bluetoothをサポートする、組み込み機器向け無線LAN/Bluetoothコンボモジュール「WKI611AA1」を開発しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/406273/LL_img_406273_1.png
「WKI611AA1」サンプル外観

本製品は、アンテナを内蔵し各種認証を取得済みのため、スマートビルディング機器、物流端末、監視カメラ、白物家電といった産業用IoT機器やホームオートメーション機器の開発時に、アンテナ開発工数や認証費用・工数を削減でき、製品の素早い市場投入が可能になります。

Wi-Fi 6、Bluetoothをサポートし、より高い通信速度や優れた干渉回避性能が必要なアプリケーションに向けて、2025年5月の量産を予定しています。
今後も市場からのニーズに応え、ラインアップの拡充を進めてまいります。


【背景】
近年、多様化するIoT市場において、さまざまな機器や場所に組み込むことができ、低消費電力かつ、さまざまな規格に対応する無線モジュールのニーズが高まっています。さらに、無線機器として使用するためには、複雑化する無線LAN規格のすべてにおいて各国の電波法に適合している必要があり、それらの認証取得にかかる費用や工数が課題となっていました。

この課題に対し当社は、Wi-Fi 6やBluetoothをサポートし、幅広いアプリケーションに対応可能な「WKI611AA1」を開発しました。本製品はアンテナを内蔵し各種認証を取得済みであるため、設計工数を削減することができ、開発期間や費用の削減に貢献します。

また、当社提供のソフトウェア開発キット(SDK)にて、検討、評価を行うことも可能です。


【製品の特長】
1. NXP製チップをモジュール化
無線LANとBluetoothの両方のサブシステムに専用のプロセッサとメモリを内蔵し、リアルタイムで独立したプロトコル処理が可能なNXP Semiconductors社製IC、「IW611」を採用しています。Wi-Fi 6に対応し、2.4GHz帯に加え5GHz帯での通信も可能なため、既存モデルよりも高スループット、優れたネットワーク効率、低レイテンシ、広い通信範囲を実現できます。

2. 低消費電力
ホストインターフェースは、無線LANにはSDIO 3.0、BluetoothにはUARTを採用し低消費電力を実現しています。また、ディープスリープ低消費電力モードをサポートする効率的なパワーマネジメントシステムを搭載しているため、長時間の動作が求められるアプリケーションに最適です。

3. アンテナ設計、認証取得が不要
広帯域・高効率の内蔵アンテナを搭載しているため、アンテナ設計が不要です。さらに、Bluetooth SIG認証、日本電波法、FCC(米国)、ISED(カナダ)の電波法認証を取得済みで、認証にかかる費用や工数を削減することができます。


【提供時期】
評価ボード、サンプルモジュール:2024年12月
量産開始 :2025年5月


【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


【加賀FEI株式会社サイト】
https://www.kagafei.com/jp/


プレスリリースに記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。


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