「KEYS Azalea」が、西日本地域初のShip to ShipによるLNGバンカリングを実施しました― 船舶燃料のLNG化を促進し環境負荷の低減に貢献 ―

プレスリリース発表元企業:九州電力株式会社、日本郵船株式会社、伊藤忠エネクス株式会社、西部ガス株式会社、KEYS Bunkering West Japan株式会社

配信日時: 2024-04-12 14:00:00

本船がDaisy Leaderに近づく様子

Daisy Leaderに横付けする様子(1)

Daisy Leaderに横付けする様子(2)

九州電力株式会社、日本郵船株式会社、伊藤忠エネクス株式会社及び西部ガス株式会社が設立した合弁会社KEYS Bunkering West Japan株式会社(以下「KEYS」(注1))が保有・運航するLNGバンカリング船「KEYS Azalea (キーズ アザレア、以下「本船」)」は、4月10日、広島港に入港中の自動車専用船「Daisy Leader(デイジー リーダー)(注2)」向けに、LNGバンカリングを実施しました。本船竣工後、初となるLNGバンカリングであり、西日本地域(注3)で初めてのShip to Ship方式(注4)によるLNGバンカリングです。


今回供給したLNG燃料は、九電グループの北九州エル・エヌ・ジー株式会社の戸畑LNG基地から出荷されました。LNGは従来の船舶燃料である重油と比べて、硫黄酸化物(SOx)は約100%、窒素酸化物(NOx)は約80%、二酸化炭素(CO2)は約30%の排出削減が見込まれています。本船も、主な発電設備にLNGと重油の両方を燃料として使用できるデュアルフューエルエンジンを搭載し、LNGを主燃料として、運転時に排出されるSOx、NOx、CO2を削減する優れた環境性能を備えています。

KEYSは、今後も西日本地域で安全かつ安定的にLNGバンカリングを行い、LNGバンカリング事業を通して、カーボンニュートラル社会の形成と日本のLNGバンカリング事業の発展に貢献します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/390935/LL_img_390935_1.jpg
本船がDaisy Leaderに近づく様子
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/390935/LL_img_390935_2.jpg
Daisy Leaderに横付けする様子(1)
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/390935/LL_img_390935_3.jpg
Daisy Leaderに横付けする様子(2)
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/390935/LL_img_390935_4.jpg
無事にバンカリングを終え離舷中の様子

(注1) KEYS Bunkering West Japan株式会社
本店所在地:福岡県北九州市
代表者 :満吉 隆志
事業内容 :LNG燃料販売事業、船舶保有事業
株主 :九州電力株式会社 40%
日本郵船株式会社 40%
伊藤忠エネクス株式会社 15%
西部ガス株式会社 5%
設立年月日:2022年2月2日

(注2) Daisy Leader
日本郵船が運航する自動車専用船。2024年3月28日竣工

(注3)「KEYS Azalea」は、九州・瀬戸内地域で各港に寄港する外航船舶向けのLNGバンカリング事業及びLNG内航輸送事業に従事。九州から瀬戸内までの広域を対象とした船舶向けLNGバンカリングは、日本で初めての取り組み

(注4) Ship to Ship方式
LNGバンカリング船と燃料供給を受ける船をホースで繋いで直接燃料を供給する方法


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