新生活、インテリアはそのまま?直近で新規購入したインテリアグッズ1位は「カーテン」

プレスリリース発表元企業:積水ハウス株式会社

配信日時: 2024-04-03 13:45:00

インテリアの基本は統一感

積水ハウス株式会社 住生活研究所「インテリアに関する調査 (2024年)」

積水ハウス株式会社 住生活研究所「インテリアに関する調査 (2024年)」

積水ハウス株式会社は、生活の変化も多い新生活の快適な居住空間のご提案を目的に、20~60代の男女を対象に「インテリアに関する調査(2024年)」を実施しました。
積水ハウスの研究機関の住生活研究所では、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求のために「住めば住むほど幸せ住まい」研究として様々な調査を実施しています。今回はインテリアの関心度や状況、インテリアにおける悩みなどを調査しました。
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調査結果をはじめ、インテリアから暮らしをもっと心地よくするための「幸せTips」もご紹介します。
※インテリア(内装・しつらえ)は、建物に付帯する床・壁・天井などの内装の室内の装飾のことです。
※インテリアグッズ(家具・装飾品)とは、建物に付帯しない家具や装飾品(雑貨やアート・絵画も含む)のことです。

インテリアやインテリアグッズへのこだわりは、居住年数が10年以上になると低くなる傾向に
インテリア(内装・しつらえ)や、インテリアグッズ(家具・装飾品)に関して「こだわりがある/ややこだわりがある」と回答した人は全体で42.4%でした。居住年数ごとにみると、5年未満は、こだわる派が半数以上となりました。「こだわる派」「こだわりない派」がほぼ半数の居住年数5年以上10年未満を境に、10年以上になると「こだわりない派」が半数以上で多い結果になりました。なお、在宅勤務経験有無で比較すると、経験ある人はない人に比べ8.9ポイント「こだわる派」が多く、コロナ禍の在宅勤務などおうち時間が増えたこともインテリアのこだわりに影響していることが考えられます。

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「こだわる派」が最もこだわりたい場所は、「インテリア(内装・しつらえ)」「インテリアグッズ(家具・装飾品)」ともに「リビング」の割合が最も高く、4~5割程度の人が「リビング」と回答しました。続く「個人の部屋」は約2割となりました。

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なお、直近5年間でインテリア(内装・しつらえ)やインテリアグッズ(家具・装飾品)を購入したり、変えたりした既婚男女に誰の判断や意見で、購入したり、変えたりしているか聞いたところ、既婚男性は「自分」よりも「同居するパートナー」の割合が高い傾向になりました。「家族全員」や「子ども」と回答した割合は低いものの、リビングなど家族で過ごす時間が多い空間は家族各々が、居心地がよいと感じられるインテリアやインテリアグッズを取り入れたいものですね。

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直近5年間でインテリアグッズを新規購入した人は55.6%。新規購入品1位は「カーテン」
自宅のインテリアグッズ(家具・装飾品)におけるアップデートの実態を調査しました。直近5年間でインテリアグッズ(家具・装飾品)のレイアウトや配置変更、アイテムの入れ替えをしたのは40.0% で半数を下回りましたが、インテリアに「こだわる派」は59.9%と全体から約20ポイント多くなりました。

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また、直近5年間でインテリアグッズ(家具・装飾品)の新規購入や買い換えを行ったのは55.6%で、「こだわる派」においては約8割に及びました。新規購入や買い換えをしたものとして多いインテリアグッズは、「カーテン」「ラグ・カーペット類」「クッション・クッションカバー」など、空間を占める面積の大きなものや手軽に変えられるテキスタイルなどでした。小型なものだと「観葉植物・花・造花」「インテリア小物・装飾類」なども見受けられました。新規購入や買い換えとしてこれまで使っていたものが汚れたり、破損したりするなどしてやむを得ず購入するケースもあることから、レイアウトや配置変更等の頻度よりも高いことが予想されます。

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さらに、インテリアグッズ(家具・装飾品)の新規購入や買い換えをした人のうち、インテリアに「こだわる派」「こだわりない派」とで、新規購入や買い換えをしたものを比較しました。「こだわりない派」では、「ソファ」「ダイニングテーブル」「テレビ台」「ベッド」などの大型家具がTOP10 に入りました。一方、「こだわる派」は「こだわりない派」のTOP10にランクインしていない「テーブルランプ・キャンドル」が最も多く、「インテリア小物・装飾類」「季節の装飾」などインテリアを楽しむためのグッズが多く見受けられました。

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また、既に飾っているものを聞いたところ、「こだわりない派」と比較し「こだわる派」は、「写真(思い出)」「観葉植物」など非実用的なものの割合が高く、「こだわりない派」のTOP10にはなかった「旅の思い出の物」「アート」「季節の物」が入っています。「季節の物」はシーズンごとにインテリアを見直すよい機会になりますね。

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インテリアグッズなどを変えるタイミングとして4割は「汚れや破損」。居住5~10年は「飽きる」時期?
新生活は、新しい環境や生活が変わる人も多く、心機一転として居住空間を見直す機会になりそうですね。直近5年でインテリア(内装・しつらえ)やインテリアグッズ(家具・装飾品)の入れ替えや購入等で変更した人にタイミングを聞いたところ、全体で「新生活」と回答したのは13.7%でした。「経年変化、汚れ、破損」が40.2%と物理的要因によるタイミングが最も多く、続いて「気分で変える(飽きたら)」32.3%、「断捨離」19.2%、「特に決めていない」15.1%と意識してインテリアの見直しや購入する人は少ないようです。「気分で変える(飽きたら)」について、居住年数別では「5年以上10年未満」の割合が最も高い45.9%で、居住5~10年程経つと、今のインテリアに飽きたり気分転換したりする人が多くなると考えられます。
居住5~10年は「こだわる派」「こだわりない派」が拮抗する年数でもあり、“飽き”の影響もあるかもしれません。

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自宅のインテリア(内装・しつらえ)やインテリアグッズ(家具・装飾品)において満足しているか聞いたところ、全体では「満足している」12.8%、「やや満足している」54.4%で、約7割になりました。居住年数でみると、10年以上で低下する傾向がありました。5年以上10年未満が飽きる傾向と重なるかつ、「こだわる派」「こだわりない派」が同数であり、5年以上10年未満のインテリアの状態が以降のインテリア満足度を左右するとも考えられます。

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満足していない人に理由を聞いたところ、TOP3に「ものが多い」25.0 %、「ごちゃごちゃしている」22.6%、「収納が足りない」19.5%で、その他「飾る棚が足りない」「使わなくなったインテリアの置き場に困る」などものの居場所に関する理由が目立ちました。「どうしたらいいかわからない」「センスがない」などインテリアに対し自信がない回答も見受けられました。また、「ずっと変えられていない」「中途半端」「理想と異なる」など理想や変えたいという気持ちがあるものの、思い通りにできていない回答もありました。

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様々な観点でインテリアに満足していない人がいることもわかりましたが、自宅のインテリア(内装・しつらえ)や使っているインテリアグッズ(家具・装飾品)で重視していることで、インテリアに「こだわる派」は「居心地のよさ」が最も多く、その他「統一感がある」「色・柄」「センス」など空間の印象を左右する項目が上位に目立ちました。一方、「こだわりない派」は「使いやすさ」「長く使える」「手入れがしやすい」など機能性に関する項目が多く見受けられ、どちらも「居心地のよさ」を重要と捉えている人が多いことがわかりました。

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最後に理想のインテリア(内装・しつらえ)やインテリアグッズ(家具・装飾品)を実現するために必要だと思うことについて、インテリアに「こだわる派」「こだわりない派」共通して上位の回答は「予算(お金)」「生活のしやすさ」でした。その他、「飽きないこと」「シンプルな空間」「雰囲気を揃える」など、こだわり有り無し関係なく「居心地のよさ」を重要と捉えていることから、理想とするインテリア実現のために必要だと思うことが共通していると考えられます。また、どちらも「家族との話し合い」が入っていて、家族みんなの「居心地のよさ」がポイントとなるようですね。

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4つの「幸せTips」で、インテリアから居心地のよい空間づくり
調査では、居住年数が浅いほどインテリアへのこだわりや満足度が高く、居住年数5年~10年が飽きやこだわりの有無が分かれてくることから、ここがインテリアのターニングポイントということがわかりました。また、インテリアに「こだわりある派」も「こだわりない派」も共通してインテリアに重要視するポイントとして「居心地のよさ」にあることも判明しました。
積水ハウスでは、インテリアに「こだわる派」「こだわりない派」どちらもインテリアを通して居心地のよい空間を実現するために暮らしやデザインの提案を行っています。ここでは、インテリアの不満を解消する「ものの居場所」をはじめとしたインテリアをより楽しむための4つの「幸せTips」を紹介します。

インテリアを楽しむための4つの「幸せTips」
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1. インテリアの基本は統一感:インテリアを整える基本は「統一感」を持たせること。最も簡単な方法は、空間を構成する、床材・壁材・天井材・ドア・造作収納といった建材と、家具、カーテン、ラグ、クッション、小物等のインテリアグッズの色味を揃えることです。フローリング等の床材の色を基調に、ドアや家具などの木部の色味を揃えることで、統一感が生まれます。カーテンやラグ等のファブリックは、床材の色に調和する穏やかな色調、もしくは、アクセントになる鮮やかな色を入れる方法もあります。ただ、多色過ぎると統一感を出すのが難しいため、最初は色数を絞ってみましょう。
統一感が生まれたら、色使いにコントラストを付けたり、素材の異なるものを組み合わせたりしてチャレンジしてみるのもインテリアの楽しみ方の一つです。

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2. すっきりしたリビングにインテリアグッズの指定席を:インテリアやインテリアグッズを最もこだわりたい場所に「リビング」が多く挙がりましたが、最も散らかりやすい場所でもあります。自宅のインテリアに満足していない理由に、「ものが多い」「ごちゃごちゃしている」「収納が足りない」など多く見受けられました。リビングには、多種多様なものが集まりますが、収納場所が離れていることでリビングにものが置き去りになり散らかります。そこで、リビングに集まる見せたくないものには「隠れ家」を、見せたいインテリアグッズなどは「指定席」を用意してあげましょう。収納は「量」の視点だけではなく、「どこに、どんな風に」という「場」「形」の視点も必要です。
インテリアグッズにおいても、置く「場」で印象が変わるため、インテリアグッズの「指定席」も意識して用意してみてはいかがでしょうか。

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3. インテリアでモチベーションアップ:インテリアはモチベーションアップや気持ちのONとOFFの切替えにも有効です。仕事や勉強を行う場所では抗疲労効果が期待できる木の仕上げや、集中力アップが期待できる寒色系の色を取り入れるのも良いでしょう。また、日々単調になりやすい家事を行う場所は、自分好みの小物を置くなど、インテリアにこだわるとモチベーションアップにつながります。お気に入りのアートを飾るのもおススメです。玄関の壁にお気に入りのアート作品を掛ければ、お出かけやお帰りの際に目に留まり、癒しや元気がもらえます。来客の際にもアートから会話が拡がり、価値観を共有することができるかもしれません。

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4. 季節の花や緑でインテリアを楽しむ:季節の花や緑を飾ると、部屋の中にいても四季を楽しむことができるのでおすすめです。花に合わせて、花瓶や鉢も選んでみてください。花や緑はもちろん、花瓶や鉢のデザインや素材でお部屋の印象は大きく変わります。季節ごとに花や花瓶を入れ替える習慣をつくり、インテリアを楽しんだり見直したりする機会にしてみてはいかがでしょうか。

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ぜひ皆様も4つの「幸せTips」を参考に、自宅のインテリアグッズを見直したり、取り入れたりして、インテリアのある居心地のよい暮らしを楽しんでみてくださいね。

住生活研究をはじめとする住まいの専門家 河崎由美子メッセージ
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新しい生活が始まると、あれこれとインテリアを考えることが楽しいですよね。
今回の調査から居住期間が長くなるほど、インテリアへのこだわりが少なくなることがわかりました。でも、入居時に手の出なかった憧れのデザイン家具やカーテンが今はリプロダクトや既製化で求めやすくなっていますので、育児や仕事が落ち着いた頃に再度インテリアアップにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
インテリアについては特別なセンスは必要ありません。料理が好きなら、お気に入りのスパイスを並べてみたり、アートが趣味なら、好きな写真や絵葉書を額に入れて飾ってみたり。自分の“好き”を形にすることで、幸せな自分時間を過ごしてくださいね。

河崎由美子
フェロー R&D本部
1987年入社。高校入学までの12年間を海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、総合住宅研究所でキッズデザイン、ペット共生、収納、食空間など、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。
執行役員、住生活研究所長を経て2023年4月より現職。一級建築士。

<「インテリアに関する調査(2024年)」調査概要>
調査期間:2024年1月18日~22日
集計対象人数:スクリーニング調査5000人、本調査500人
集計対象: 20~60代の男女

<記事などでのご利用にあたって>
・引用元が「積水ハウス株式会社 住生活研究所」による調査である旨と、引用元調査「インテリアに関する調査(2024年)」の記載をお願いします。
・積水ハウス ウェブサイトの該当記事への下記リンクの追加をお願いします。
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/20240402/

<住生活研究所について>
画像20: https://www.atpress.ne.jp/releases/390742/img_390742_20.jpg
積水ハウスが2018年に開所した、日本の企業として初めて「幸せ」を研究する研究所です。
人・暮らしの視点で、ライフステージ・ライフスタイル、そしてこれからの住まいのあり方の調査・研究を行っています。今後迎える「人生100年時代」には、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求が重要と考え、時間軸を意識した「住めば住むほど幸せ住まい」研究に取り組んでいます。研究を通して、幸せという無形価値、つまり「つながり」「健康」「生きがい」「私らしさ」「楽しさ」「役立ち」といった幸福感を高め、家族やライフスタイルの多様な変化に対応する幸せのかたちをお客さまへご提案することを目指しています。
ウェブサイト:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/rd/humanlife/
これまでの調査リリース:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/


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