マクニカ、フード・アグリテック分野におけるオープンイノベーション拠点を新横浜に開設
配信日時: 2024-03-27 10:00:00
~次世代植物工場の先端技術実装に向けた活動の拠点へ~
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、本社第2 ビル横にフード・アグリテック分野におけるオープンイノベーション拠点となる「Food Agri Tech Incubation Base」を設置し、次世代植物工場の開発・実装に向けた設備と体制を構築したことを本日発表いたします。40ftのコンテナ内において高付加価値品種の人工光型水耕栽培を行いながら、植物工場における企業の枠を超えた新しい価値を生み出すオープンイノベーション拠点として、今後、環境データ・生育データの取得/AI解析、生育環境の最適化、作物病気診断など様々なテーマでのPoCを実施し、共創パートナーとともに次世代植物工場に向けたサービス開発を推進します。
画像 : https://newscast.jp/attachments/rbQZYYEElbwcVm3vfxfC.jpg
世界人口が増加し十分な量の食料調達が困難になっていくことが想定される世界情勢の中で、食料生産に必要な水や土地などの資源不足、農業就業人口の減少と高齢化といった問題が顕在化しています。さらに、地球温暖化による異常気象や自然災害も重なり、生産基盤の維持が難しくなっています。
これら食と農の社会課題について、マクニカは「持続可能な地球環境を創る」を自社のマテリアリティ(重要課題)の一つと位置づけ、土地や環境に依存せずに作物の収量・品質を安定させる栽培方法である環境制御型農業(Controlled Environment Agriculture: CEA)の推進に取り組んでいます。環境制御型農業は、栽培環境にセンサーやAI、ロボティクスなどのテクノロジーを導入し、人の作業工数削減、栽培ノウハウの継承、特定の成分に特化した高価値な作物の開発などを実現するものです。こうした環境制御型農業は、データを収集してそれを蓄積・解析し、現実世界へフィードバックするという、サイバーフィジカルシステム*1によって成立します。
Food Agri Tech Incubation Baseは、フードアグリテック分野でのデータを共創パートナーとともに収集するための施設です。マクニカは半導体事業で培った各種センサーやエッジAIなどリアル空間におけるハードウェアの知見、ネットワーク事業やAI事業で培ったサイバー空間におけるソフトウェア開発やデータ蓄積・AI解析の技術と掛け合わせることで、サイバーフィジカルシステムの領域を拡大していきます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/VbORoXunN4jaBAHbLo8g.jpg
■Food Agri Tech Incubation Baseについて
株式会社NEXTAGEのわさび栽培モジュールをベースとしています。内部は、NEXTAGE社と共同開発を行う栽培エリアと、オープンイノベーションの場としての共創エリアに分かれています。
画像 : https://newscast.jp/attachments/VNEwZbPHXmFDdc0UikH6.jpg
<Food Agri Tech Incubation Base内部>
<Food Agri Tech Incubation Baseの特徴>
・設備
・40フィートの冷蔵コンテナ
・水耕栽培棚(96株✕5段✕4棚)
・水循環装置
・センシングシステム(空気質/水質)
・データプラットフォーム(ダッシュボード/AIモデル開発)
・環境制御システム(空気/水/光)
・植物栽培に適した波長を出力可能なLED
・CO2ボンベ/エアコン/チラー等の環境制御設備
・開発テーマ(予定含む)
・栽培品目の変更、高付加価値作物の栽培
・省エネルギーな促成栽培を実現する環境情報の最適化
・作物の自動剪定、収穫
・養液の自動調製
・作物の味、香り、特定成分等を高める栽培レシピの探求
マクニカは、今後Food Agri Tech Incubation Baseにて共創パートナーとともに挑戦し、食の多様性や農業技術を未来へとつないでいきます。また今後、他の事業分野とも連携しながら、社会課題を解決し、より豊かな未来社会の実現を目指していきます。
*1:現実世界(フィジカル空間)とサイバー空間の融合によって、新たな価値を生み出すシステム。センサー技術で現実世界にてデータ収集を行い、クラウド技術やAI技術でサイバー空間にてデータの蓄積・分析を行うことでインテリジェンスへ変換し、ロボティクス技術や制御技術等でそのインテリジェンスを現実世界にフィードバックする。これをループさせることで価値を増幅させていく。
【Food Agri Tech Incubation Baseの詳細はこちら】
URL:https://www.macnica.co.jp/business/agritech/products/145024/index.html
【フード・アグリテックに関するお問合せ先はこちら】
株式会社マクニカ フード・アグリテック事業担当
TEL :045-470-9841
MAIL :mac-agritech@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界23か国/地域81拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp
株式会社マクニカについて
詳細はこちら
プレスリリース提供元:NEWSCAST
スポンサードリンク
「株式会社マクニカ」のプレスリリース
- ペロブスカイト太陽電池の実用化に向け、苛烈環境下での大規模実証開始11/13 10:00
- ペロブスカイト太陽電池の実用化に向け、苛烈環境下での大規模実証開始11/13 10:00
- 「石垣市における自動運転の実証・実装に向けた調査事業」を開始11/11 11:00
- 「株式会社マクニカ」のプレスリリースをもっと読む
「技術・テクノロジー」のプレスリリース
スポンサードリンク
最新のプレスリリース
- TransNusa Signs MOU on MRO Services with AIROD11/16 00:00
- SINCETHEN to Open New Two-Story Showroom at Liangcang Art Park in Hangzhou, China11/15 21:00
- KKR、公開買付価格を9,451円に引上げ11/15 21:00
- HAN-KUNメジャーデビュー15周年記念第12弾!ダウンメーカー「NANGA」とのコラボアイテムを11/16に発売11/15 20:00
- 韓国のクラウドファンディングで、目標比4,456%の支援を獲得!ヴィーガン対応の「バクチオール*毛穴ファーミングクリーム」(*皮膚の保護成分として)が日本上陸11/15 18:00
- 最新のプレスリリースをもっと見る