シリウス・セラピューティクス、血栓塞栓性疾患治療のための次世代の長時間作用型第XI因子siRNA抗凝固薬の第1相臨床試験を開始

プレスリリース発表元企業:Sirius Therapeutics

配信日時: 2024-02-04 13:20:00

シリウス・セラピューティクス、血栓塞栓性疾患治療のための次世代の長時間作用型第XI因子siRNA抗凝固薬の第1相臨床試験を開始

シリウス・セラピューティクス、血栓塞栓性疾患治療のための次世代の長時間作用型第XI因子siRNA抗凝固薬の第1相臨床試験を開始

(サンディエゴ、上海)- (ビジネスワイヤ) -- シリウス・セラピューティクスは、2024年1月30日にオーストラリアで、SRSD107の第1相ファースト・イン・ヒト臨床試験の最初の被験者に投与を行ったことを発表します。これは、血栓塞栓性疾患の予防および治療を目的とした、凝固第XI因子(FXI)を標的とする当社の次世代siRNA治療薬です。SRSD107は、心血管疾患の治療を目的とした当社の次世代siRNAポートフォリオにおける2番目の臨床候補です。当社は、中国国家医薬製品局からのIND認可を受け、最近中国で脂質異常症の治療を目的としたSRSD101の臨床試験を開始しました。

「この試験は、1回の皮下投与後最大6か月間、FXIレベルがほぼ100%低下し、出血事象が起こらないことを示したin vivo研究に基づいたものです。この試験により、これらの世界的によく見られる疾患に対する差別化された治療方法として、SRSD107の潜在能力を評価する機会が得られます。」と、シリウス・セラピューティクスの最高経営責任者、クンシェン・ジ博士は述べました。

SRSD107の第1相試験はオーストラリアの健康なボランティアを対象に実施中であり、SRSD107の安全性、忍容性、薬物動態、および薬力学を、単回漸増用量および複数回漸増用量で評価します。

血栓塞栓性疾患について

血栓症(血栓形成とも呼ばれます)は、心筋梗塞、虚血性脳卒中、静脈血栓塞栓症のほとんどの症例に共通する根本的なメカニズムです。地域、世界の死亡率に関して、『The Lancet』によると、血栓塞栓性疾患が世界中で4人に1人の死亡を引き起こしていると推定されています1

SRSD107について

SRSD107は、新しい二本鎖低分子干渉リボ核酸(siRNA)です。シリウス・セラピューティクスが開発したSRSD107は、凝固因子XI(FXI)mRNAを特異的に標的とし、FXIタンパク質の発現を阻害することで内因性凝固経路を遮断し、抗凝固/抗血栓作用を促進します。SRSD107は、1年に1回または2回の投与を行えるよう設計されています。

シリウス・セラピューティクスについて

シリウスは、世界市場向けに次世代のsiRNA治療薬を開発している革新的な臨床段階のバイオテクノロジー企業です。私たちは、心血管疾患患者のための新しい治療法の選択肢を発見し、開発することに専心しています。最も高度な製品には、血栓塞栓性疾患の治療用途のSRSD107、脂質異常症の治療用途のSRSD101があります。世界一流のリーダーシップチームと投資家により2021年に創業したシリウスは、米国に革新的な創薬センター、中国に橋渡し医療センターを設立しました。シリウスはこれまでに、OrbiMed、Creacion Ventures、Hankang Capital、Delos Capital、および当社リーダーシップチームより、1億米ドル近くの資金を調達しています。

[1] Lozano R, Naghavi M, Foreman K, et al. Lancet. 2012;380, 2095-1128.

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