【長野高専】出張!富山ワークショップ「Card to Speech」を開催しました

プレスリリース発表元企業:独立行政法人国立高等専門学校機構

配信日時: 2023-12-15 10:00:00

【長野高専】出張!富山ワークショップ「Card to Speech」を開催しました


 長野工業高等専門学校(長野県長野市 校長:江﨑尚和 以下「長野高専」)は、令和5年11月25日(土)に「カードをかざすと発話する機器~Card to Speech~※1」を製作する「支援技術(Assistive Technology 以下「AT」)に関する機器の開発体験ワークショップ」を、富山高等専門学校 射水キャンパス(富山県射水市 校長:國枝佳明 以下「富山高専」)にて開催しました。


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【目的】

 本イベントは、ATに関わる人財育成を目的とし、長野高専が参画するGEAR(ギア)5.0プロジェクト※2の一環として、当事者・支援者・関係者が集まる協働の場作りを推進します。地域の関係者と連携して、ATに関するワークショップを開催し、様々なニーズの解決策につながる支援機器の製作を行います。


【開催概要】

イベント名:出張!富山「Card to Speech」~AT機器開発体験ワークショップ~
開催日時 :令和5年11月25日(土) 13:00~16:00
会場名  :富山高等専門学校(射水キャンパス) 富山県射水市海老江練合1番2
参加者  :支援技術(AT)に関わる当事者・支援者・関係者など

 今回は、富山高専と共催で、長野高専のGEAR5.0プロジェクト参画教員4名が富山高専射水キャンパスに出張し、AT機器開発体験ワークショップ「Card to Speech」を開催いたしました。
 富山県内の特別支援教育に携わる教職員等5名が参加し、富山高専の秋口俊輔准教授と、富山高専の学生と共に、部品の取り付けやハンダ付けを行い、機器の製作を行いました。
 参加者からは、「発話がない児童が、自由に要求を伝えるために使えたらいいと思う」「発語に代わるコミュニケーションツールとして、特別支援学校での自立活動の授業等で活用したい」等、Card to Speechの教育現場での実用性に関する声を多くいただきました。
 また、「カードの中身を変えれば幅広い使い道がある機器だと思った」とのご意見から、改良を続けることで、さらに活用の幅が広がることを感じました。
 今後も、AT機器の開発を通し、教育・医療・福祉分野の地域課題の解決のために活動を続けてまいります。 


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※1 Card to Speech
 Card to Speech は、長野高専GEAR5.0プロジェクトが製作したAT機器の1つです。利用者はまず、カードに話したい言葉を記録しておきます。利用者がそのカードを機器にかざすことで、記録されている言葉が機器によって発話される仕組みです。カードには、約20文字の短い言葉を記録することが可能です。
 この機器は、「人前で話すのが苦手な人」や「発話することが難しい人」などに使ってもらいたいという思いから製作されました。


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Card to Speech -YouTube


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=zupcnwio8c0 ]


※2 GEAR(ギア)5.0プロジェクト
 GEAR5.0プロジェクトは、国立高専機構の「Society5.0未来技術人財」育成事業の「未来技術の社会実装教育の高度化」(GEAR5.0)における「介護・医工」分野において、「持続可能な地域医療・福祉を支えるeAT-HUB構想※3とAT技術者育成による共生社会の実現」をテーマとした事業であり、熊本高専を中核拠点校、長野高専他5校を協力校として令和2年度より開始をしている事業です。

プロジェクトHP
https://www.nagano-nct.ac.jp/research/gear5/

GEAR5.0プロジェクトについて
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/gakumu/Society50_KOSEN_GEAR5.0.pdf

※3 eAT-HUB構想
 従来の支援技術(AT)が対象としている心身機能の障がいに加えて、障がい者を取り巻く環境や社会をも対象にした、共生社会形成を支援することを目標とし、GEAR5.0プロジェクトの参加校を各ブロックのHUB校として設置し、全国高専のネットワークを通じて共生社会の形成を支援する構想。


【長野工業高等専門学校について】

 長野工業高等専門学校は、深く専門の学理、技術を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的として、昭和38年(1963年)4月に開校しました。卒業生は9,000名を超え、理工系の早期一貫教育を行う高等教育機関として産業界等から高い評価を得て今日まで発展してきました。また、近年では複数の工学分野を融合させて問題解決する場面も多く、分野横断的に工学を学ぶ必要性が高いため、そのニーズに応えるべく令和4年(2022年)に従来の5学科が「工学科」の1学科に再編されました。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMjk1MTcjODAzOTRfbnFia1N5S2pRUy5qcGc.jpg ]
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 長野工業高等専門学校
所在地:長野県長野市徳間716
校長名:江﨑尚和
設立:1963年
URL:https://www.nagano-nct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関


【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
独立行政法人国立高等専門学校機構  長野工業高等専門学校
総務企画係
TEL:026-295-7134 
Email:kenkyu@nagano-nct.ac.jp



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