【福島県いわき市】東日本大震災から10年、記憶を紡ぐ語り部バス「みらいTSUNAGU号」1月まで実証運行中

プレスリリース発表元企業:一般社団法人いわき観光まちづくりビューロー

配信日時: 2021-12-01 14:30:00

~福島県・浜通り地方をいわきの語り部と巡る「みらいTSUNAGU号」12月・1月の新コース登場!~

 一般社団法人いわき観光まちづくりビューロー【地域DMO】は、観光庁令和3年度地域の観光資源磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業(福島県沖地震等の風評対策採択)の採択を受け、観光周遊バスの実証運行しているが、12月よりコース内容を一新することとした。
 東日本大震災から10年という節目を迎え、東京電力原子力発電所事故による風評被害や一昨年の東日本台風、本年2月の福島県沖地震など度重なる自然災害における観光イメージ回復を目指す為、乗車対象をいわき市内の宿泊施設利用者に限定した。
 市内中心部にあるいわき湯本温泉郷は、開湯1300年以上と言われ、日本三古泉の一つに数えられる。
 また、JRいわき駅前は東北有数の歓楽街で有名である。
 東日本大震災以降落ち込んでいるいわき市内の200を超える宿泊施設の需要を喚起する目的で、いわきに泊まれば無料でこのバスに乗車出来ることとした。



 福島県沿岸部の浜通り地方を語り部と一緒に巡る「みらいTSUNAGU号」は、毎週日曜・祝日出発。
 震災直後に結成した市内の有志「いわき語り部の会」のメンバーに乗車してもらい、自らの被災体験や今の福島県浜通り地方の現状などをバスの車内で説明する。
 双葉地区を中心に新しく出来た震災伝承施設などを見学し、防災・減災の知識を習得すると共に、東日本大震災の記憶を風化させないことを目的に実証運行をしている。

 12月からのコース内容は、下記のとおりだ。
 
 JRいわき駅前を7時55分出発。
 他にも「いわき市石炭・化石館ほるる第2駐車場」や「JR湯本駅前」「温泉神社バス停」「ハワイアンズベイ」の計5箇所にバス乗り場を設けている。
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 いわき市に隣接する広野町で震災後、農業と観光の再生に向け、町の新たな特産品として取り組んでいるブランドバナナ「綺麗」の栽培見学が出来る「トロピカルフルーツミュージアム」。
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 隣接する二ツ沼総合公園では、今年の9月からアルパカの飼育を開始した。

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 本年7月に開館した富岡町の歴史・文化や原発事故により変化した街の状況を伝え、後世に語り継ぐ施設「とみおかアーカイブミュージアム」
 津波で被災したパトカーや大型スクリーンに投影した夜ノ森の桜など富岡町の映像は圧巻だ。


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福島原子力発電所事故の事実と廃炉の現状を確認できる「東京電力廃炉資料館」。


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いわき市で最も津波被害が大きかった薄磯・豊間地区に昨年オープンし、奇跡のピアノを展示している「いわき震災伝承みらい館」と盛りだくさんの内容だ。
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 また、いわき市四倉にある「道の駅よつくら港」では、名物の「海鮮丼」や[ソースかつ丼」などのお食事を楽しんだり、いわきで採れた新鮮な野菜や常磐沖で獲れたブランド魚「常磐もの」といったお買物も楽しめる。
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 将来的には、観光が盛んないわき市へ滞在しながら、双葉地区を織り交ぜた震災(防災・減災)学習コースとして、中高生を対象とした教育旅行の誘致や、大学生のゼミ、更には、企業・団体向けのカリキュラムとして、本事業のアンケート結果などを分析した上で、アフターコロナにおける着地型コンテンツの造成、および新たな販路の開拓を目指す。
 
 いわき市内に宿泊すればバスへの乗車料は無料だが、昼食代金等は、参加者の負担となる。 
 各日先着20名、出発前日の17時半までの事前予約が必要だ。
 
 みらいTSUNAGU号は、来年1月23日までの毎週日祝の運行となる。※一部除外日有り
 いわき市を代表とする大型レジャー施設、スパリゾートハワイアンズのシャトルバス(帰り)との接続も可能だ。

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 東日本大震災から10年という節目を迎えた本年、いわきの語り部の話に耳を傾けながら、復興の現状を目の当たりにしていただきたい。

<「みらいTSUNAGU号」ご予約先>
◆運行会社:浜通り交通(株) 電話0246-88-1788 (月~土曜日 9:30~17:30)
詳しくは、いわき観光まちづくりビューローの公式ホームページをチェック。https://kankou-iwaki.or.jp/event/51558

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=aTR3OfoqsIY ]


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