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千里中央駅前の再開発、百貨店・ホテル・千里セルシー跡地を一体開発へ
千里中央駅周辺再開発のイメージ(大阪府発表資料より)[写真拡大]
北大阪急行千里中央駅(豊中市新千里東町)周辺の再開発を計画している千里中央地区活性化協議会は、千里中央地区活性化基本計画に、駅東側で百貨店の千里阪急と千里阪急ホテル、複合商業施設千里セルシー跡地の一体再開発を盛り込んだ改定計画を策定した。活性化協議会に参加する大阪府が発表した。
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改定計画によると、千里中央駅東側では千里阪急と千里阪急ホテル、2022年に閉館した千里セルシー跡地を一体化して再開発し、百貨店と専門店、エンターテイメント施設などで構成する大型商業施設を整備する。規模は延べ床面積で10万平方メートルを想定している。
同時にバスターミナル、駐車場、歩行者用通路などを設け、交通の円滑化と歩いて楽しい空間を設ける。近くの千里東町公園周辺には、にぎわい広場を設けてイベントなどに使用するほか、住民の交流施設や都市居住施設を整備する。
千里中央駅西側では、2023年に閉館したファッションモール・オトカリテ跡地と道路上空を活用して商業、オフィス、宿泊、医療施設が入る再開発を進める。駅前広場やバスターミナルも設ける。
千里ニュータウンは、豊中市と吹田市にまたがる千里丘陵約1,160ヘクタールを開発し、約10万人が暮らしている。住民の入居が始まったのは1962年で、日本初の大規模ニュータウンとして知られる。一時、人口減少と住民の高齢化に悩まされていたが、住宅団地の建て替えや新たなマンションの登場で人口は回復基調にある。
しかし、ニュータウンの玄関口に当たる千里中央駅周辺の商業施設の老朽化が目立っていることから、大阪府と豊中市、地権者で構成する活性化協議会で基本計画の見直しが進められていた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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