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車の盗難防止に! エンジン始動をブロックする「セキュアリレー」 シームレステクノロジー
セキュアリレー装着イメージ(画像:シームレステクノロジー発表資料より)[写真拡大]
シームレステクノロジーは、車のエンジン制御機器のヒューズを電気的に操作することで、エンジン始動を管理するシステム「セキュアリレー」を開発したことを発表した。
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このシステムは、エンジン始動を制御するヒューズと簡単に置き換えられ、リレーから電源を取るだけで取り付けが可能。車両の改造が不要なため、保証にも影響を与えることなく、現状復帰も容易に行える。
警視庁の資料によれば、自動車盗難の認知件数は平成15年をピークに大幅に減少傾向にあるが、検挙件数は概ね5割程度にとどまっている。
今回シームレステクノロジーが開発したのは、スマートフォンと連動してエンジンを完全に始動させない、画期的な盗難対策システムだ。
セキュアリレーは、エンジンを始動するために必要な電気を遮断することで、盗難犯がどんなに巧妙な手口を使っても、車を動かすことを不可能にする。
その仕組みは、エンジン始動に必要な電力供給をヒューズレベルで制御するというシンプルなもの。自動車窃盗犯がエンジン始動直前まで到達できても、エンジンを始動するための電力が遮断されているため、車両を自走で持ち出すことができない。
さらにオプションのボンネットロックとセキュアアラームを組み合わせることで、より強固なセキュリティを実現している。
ボンネットロックは、レスキュー隊が使用する油圧カッターレベルの工具がなければ開けられないため、窃盗犯の行動を大きく制限し、盗難を諦めさせる効果がある。
油圧カッター対策として、大音量のセキュアアラームも用意されている。ボンネットが一定以上開けられるとアラームが作動し、犯罪者を威嚇するとともに近隣に異常を知らせる。
またスマートフォンとも連動しているため、飲酒運転対策にも応用できる。アルコールチェック機器と組み合わせることで、アルコールインターロックシステムを構築し、飲酒運転の防止や不正使用の抑止に貢献できるという。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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