[写真]「見て触れる」経験をすると、脳内の視覚刺激が手触りを反映したものに変化する―NIPS郷田直一氏ら

2016年3月30日 17:20

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実験では、サルに馴染みのない素材を「見て触れる」経験をさせて、それらの実際の手触りを学習すると、脳活動にどのような変化が現れるのかを調べた。このため、実験では、サルに36本の素材を「見て触れる」課題(視触覚経験課題)を行わせました(2ヶ月間)。 そして、この課題の前後に、サルが素材の写真を「見ている」時の脳活動をfMRIを用いて計測した。(生理学研究所の発表資料より)

実験では、サルに馴染みのない素材を「見て触れる」経験をさせて、それらの実際の手触りを学習すると、脳活動にどのような変化が現れるのかを調べた。このため、実験では、サルに36本の素材を「見て触れる」課題(視触覚経験課題)を行わせました(2ヶ月間)。 そして、この課題の前後に、サルが素材の写真を「見ている」時の脳活動をfMRIを用いて計測した。(生理学研究所の発表資料より)

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  • 実験に使用した36本の棒状の物体(左)。素材によって外観(色、光沢、透明度、見た目の規則性など)や手触り(滑らかさ、硬さ、弾力、冷たさ、重さなど)がどの程度違っているかを調べるため、ヒト被験者(12名)が評価した(右の図は評価実験の様子)(生理学研究所の発表資料より)
  • 実験では視覚の情報処理に特化した視覚野の反応を詳細に調べた。視覚野は機能が異なる複数の部位に分かれている。赤色部位は下側頭皮質後部にあたる。(生理学研究所の発表資料より)