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Amazon Echo Show 11、米Amazonで約3万円に値下げ―日本ではAlexa+未提供

(Amazon.com)[写真拡大]
Amazonは米国のレイバーデーセールで、スマートディスプレイ「Echo Show 11」を2026年9月7日まで189.99ドル(約2万9600円、1ドル=156円換算)で販売している(Amazon.comの販売ページ)。現行価格の249.99ドルから60ドル安いが、過去最安値ではない。
■値上げ後に実施された189.99ドルのセール
Echo Show 11の米国での発売時価格は219.99ドルだった。Amazonは2026年8月、メモリーやストレージ部品のコスト上昇を理由に、Echoを含む複数のデバイス製品の価格を引き上げ、Echo Show 11の通常価格は249.99ドルとなった。
今回の189.99ドルは、発売時価格を30ドル、値上げ後の通常価格を60ドル下回る。Amazonの販売ページでは期間限定価格として案内されており、セールは9月7日までの予定だ。
Echo Show 11はこれまで、旧型Echoの所有者を対象とするアップグレード施策で135.99ドル、2026年6月のセールで150ドルになったと報じられている。今回の価格は過去最安値ではないが、特定の旧型端末を所有していない購入者も利用できる値引きとなる。
日本では2025年10月に発表され、同年11月中旬から出荷された。Amazon.co.jpでの通常価格は3万9980円で、米国のレイバーデーセールとは価格体系が異なる。
■AZ3 ProとOmnisenseが担う処理
Echo Show 11は、Echo Show 8およびEcho Studioと同じAmazonのカスタムプロセッサー「AZ3 Pro」を搭載する。AZ3 ProにはAIアクセラレーターが組み込まれ、音声処理に加えて言語モデルや画像認識モデルの処理に対応するよう設計されている。
Amazonのセンサー技術「Omnisense」は、超音波センサー、Wi-Fiのチャネル状態情報、加速度センサー、室内温度センサー、1300万画素カメラなどから得られる情報を組み合わせ、室内の状況や利用者の接近を検知する。Visual IDを設定すれば、端末に近づいた利用者に応じて、カレンダーやリマインダーなどの情報を表示できる。
AZ3 ProとOmnisenseは、こうした周囲の状況を利用する機能や一部のエッジ処理を支える。一方、Alexaへの音声リクエストは、ウェイクワードの検出後にAmazonのクラウドへ送信されて処理される。ウェイクワードを使った場合、クラウドへ送られる音声には、その直前のごく短い部分も含まれる。
Amazonは2025年3月、一部の旧型Echoで提供していた「音声録音を送信しない」機能のサポートを終了した。音声録音を保存しない設定は選べるが、Alexaのリクエスト処理そのものはクラウドを利用する。
■物理カメラカバーは非搭載
Echo Show 11は、従来のEcho Show 10が備えていた電動回転機構を採用していない。Echo Show 10では利用者の位置に合わせて画面を回転させられたが、Echo Show 11の画面は本体に固定されている。別売りの角度調節スタンドを使えば、手動で画面の向きや角度を変えられる。
プライバシー機能にも違いがある。Echo Show 11には、カメラのレンズを物理的に覆う内蔵カバーがない。本体側面にはマイクとカメラを無効にするボタンがあり、カメラは端末の設定やAlexaアプリからも無効にできるが、レンズそのものを遮る機構ではない。
Echo Show 10や2024年発売のEcho Show 15、Echo Show 21には物理カメラカバーが搭載されている。ソフトウェアの設定とは別にレンズを物理的に覆いたい利用者にとっては、購入時に確認すべき違いとなる。
TechRadarはEcho Show 11のレビューで、性能を5点満点中4点、デザインを4.5点と評価する一方、物理カメラカバーがないことを短所に挙げた。別の専門媒体も、大画面や音質を評価しつつ、基本的な機能と音響性能がEcho Show 8とほぼ共通していると指摘している。
■音響とディスプレイを強化
Echo Show 11は、2.8インチのカスタムウーファー1基と、前面に配置したフルレンジドライバー2基を搭載する。Amazonによると、2023年発売のEcho Show 8と比べて最大2倍の低音を実現したという。
画面は対角10.95インチのフルHDタッチスクリーンで、解像度は1920×1200ピクセルである。Amazonは、2025年発売のEcho Show 8と比べて表示領域が60%広いとしている。
1300万画素カメラは自動フレーミングと3.3倍ズームに対応する。ビデオ通話のほか、Alexaアプリからカメラ映像を確認するホームモニタリング機能にも利用できる。
スマートホームハブとしては、Zigbee、Matter、Threadボーダールーターに対応する。対応するスマートホーム機器を接続し、画面や音声から操作できるほか、在室検知などをきっかけとする定型アクションも設定できる。
■Echo Show 8との主な違い
2025年発売のEcho Show 8とEcho Show 11は、AZ3 Proプロセッサー、Omnisense、1300万画素カメラ、スマートホーム規格への対応、スピーカー構成などを共通化している。大きな違いは画面サイズと解像度である。
Echo Show 8の画面は8.7インチ、解像度は1340×800ピクセルで、Echo Show 11は10.95インチ、1920×1200ピクセルとなる。レシピ、カレンダー、写真、動画などを大きく表示したい場合はEcho Show 11が適するが、Alexaやスマートホーム操作を中心に使う場合、両機種の基本機能は近い。
米国の同じレイバーデーセールでは、Echo Show 8が150ドル(約2万3400円)で販売され、Echo Show 11との差は約40ドルとなっている。日本での通常価格はEcho Show 8が3万4980円、Echo Show 11が3万9980円で、価格差は5000円である。
■Alexa+の料金と提供地域
Alexa+は、生成AIを利用して継続的な会話や複数段階の依頼に対応するAmazonのAIアシスタントである。米国ではPrime会員に追加料金なしで提供され、Prime会員以外が対応するEcho端末で利用する場合は月額19.99ドル(約3120円、1ドル=156円換算)のAlexa+ Standardプランが必要となる。
米国で販売されるEcho Show 11はAlexa+に対応し、米国のAmazonアカウントと米国英語に設定した対応端末で利用できる。日本向けのEcho Show 11もAlexa+を想定して設計されているが、Amazonの日本向け発表では、Alexa+が日本で利用可能になった際に対応すると説明されている。2026年9月5日時点で、日本での提供開始日や日本語対応、国内向け料金は発表されていない。
■購入時に確認したい点
米国でEcho Show 11を購入する場合、189.99ドルという価格は、値上げ後の通常価格より60ドル安い。大きな画面と高い解像度を重視するなら、Echo Show 8との差額を検討する価値がある。
一方、Alexa+の利用を主目的とし、画面の大きさを重視しない場合は、同じAZ3 Proと主要機能を備えたEcho Show 8が割安な選択肢となる。物理カメラカバーを重視する場合は、Echo Show 11が内蔵カバーを備えていないことも考慮する必要がある。
日本の購入者にとっては、Alexa+が国内ではまだ提供されていない点も重要になる。現時点でも従来のAlexa、動画や音楽の再生、ビデオ通話、スマートホーム操作などには利用できるが、Alexa+の提供時期を前提に購入する場合は、Amazonによる日本向けの正式発表を待つ必要がある。
元記事: Echo Show 11 Falls to $190 for Labor Day: No Camera Shutter, Raised Price Explained
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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