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サムスン、最大1,100Hzのゲーミングモニター「Odyssey G6」など2027年モデル4機種を披露

(Samsung.com)[写真拡大]
サムスン電子はGamescom 2026で、2027年モデルのゲーミングモニター「Odyssey」4機種を発表した。27インチの「Odyssey G6」はQHD解像度で最大600Hz、HD解像度に切り替えるDual Modeでは最大1,100Hzに対応する。このほか、第5世代QD-OLEDパネルを採用する32インチと49インチのモデル、42インチの曲面OLEDモデルをそろえる。価格と地域別の発売時期は後日発表する。
■HDで最大1,100Hzに対応するOdyssey G6
27インチの「Odyssey G6(G60H)」は、Fast IPSパネルを採用した競技ゲーム向けモデルだ。通常のQHD(2560×1440)では最大600Hzで動作し、Dual ModeでHD(1280×720)に切り替えると最大1,100Hzまで引き上げられる。応答速度は1ms(GtG)としている。
1,100Hzはディスプレイ側が1秒間に画面を書き換えられる上限を示す数値であり、利用にAIフレーム生成が必須という意味ではない。実際に毎秒1,100枚の異なる映像を表示するには、ゲームや設定に応じてGPUとCPUから高いフレームレートを出力する必要がある。出力フレームレートがリフレッシュレートを下回る場合でもモニターは使用できるが、表示できる新しいフレーム数は映像ソース側の出力に左右される。
NVIDIAのGeForce RTX 50シリーズでは、対応ゲームでDLSS 4.5のDynamic Multi Frame Generationや最大6倍のMulti Frame Generationを利用できる。1枚の通常レンダリングフレームに対して最大5枚のフレームを生成し、高リフレッシュレートディスプレイを活用しやすくする技術だ。一方、対応状況や得られるフレームレートはゲーム、画質設定、CPUやGPUの構成によって異なる。
AMDも、Radeon RX 9000シリーズ向けのFSR「Redstone」で、機械学習を利用したフレーム生成を提供している。ただし、サムスンはG6の1,100Hzモードについて、特定のGPUやフレーム生成技術を必須条件として挙げていない。解像度と速度のバランスでは、QHDの鮮明さを保ちながら最大600Hzで動作する通常モードも主要な選択肢となる。
G60HはCES 2026で、HD時に最大1,040Hz、QHD時に最大600Hzのモデルとして発表されていた。Gamescom 2026で示された2027年ラインアップでは、HD時の最大リフレッシュレートが1,100Hzへ引き上げられている。
■3種類の表示モードを備えるOdyssey OLED G8
32インチの「Odyssey OLED G8(G80SJ)」は、UHD(3840×2160)で360Hz、QHD(2560×1440)で520Hz、フルHD(1920×1080)で680Hzという3種類の組み合わせを切り替えられるTriple Modeを備える。高解像度を重視するゲームと、高いリフレッシュレートを優先する競技ゲームで設定を使い分けられる。
パネルには、サムスンディスプレイの第5世代QD-OLEDと「Penta Tandem」技術を採用した。サムスンによると、5層構造のパネルは前世代と比べて効率が最大1.3倍となり、寿命は最大2倍になるという。これらは同社が公表した比較値であり、実際の寿命は輝度設定や表示内容、利用時間などによって変わる。
応答速度は0.03ms(GtG)で、RGBストライプ方式のサブピクセル配列を採用する。赤、緑、青のサブピクセルを規則的に並べることで、従来のQD-OLEDで見られた文字周辺の色ずれを抑え、テキストの視認性向上を図った。
端子類はDisplayPort 2.1 UHBR20、HDMI 2基、最大98Wの給電に対応するUSB-Cを搭載する。USBハブとKVM機能も備え、複数のPCでキーボードやマウスを共有できる。反射を抑えるGlare Free技術にも対応し、VESA DisplayHDR True Black 600、AMD FreeSync Premium Pro、NVIDIA G-SYNC Compatibleの認証取得を予定している。
■49インチDQHDを360Hzで表示するOdyssey OLED G9
49インチの「Odyssey OLED G9(G95SJ)」は、DQHD(5120×1440)解像度と32:9の横長画面を採用し、最大360Hzで動作する。サムスンは、49インチのDQHDゲーミングモニターとして世界初の360Hz対応モデルとしている。
G8と同じ第5世代QD-OLEDのPenta TandemパネルとRGBストライプ配列を採用し、応答速度は0.03ms(GtG)となる。サムスン発表では、3%の表示領域におけるピーク輝度は最大1,300nitとしている。
Dual Modeでは、DQHDの360HzとDual HD(2560×720)の最大720Hzを切り替えられる。画面は半径1,000mmの円弧に相当する1000Rの曲率を持ち、広い表示領域を視野に収めやすい形状とした。
サムスンはアクティビジョン・ブリザードと協業し、『Call of Duty: Modern Warfare 4』の開発工程にHDR10+ GAMINGを組み込んでいる。対応するOdysseyモニターなどで、ゲーム側が持つHDR情報に基づいた色やコントラストの表示を目指す取り組みだ。
■42インチ曲面OLEDのOdyssey OLED G7
「Odyssey OLED G7(G75SJ)」は、42インチ、16:9、4K解像度の曲面OLEDゲーミングモニターだ。サムスンは、42インチの16:9曲面OLEDゲーミングモニターとして世界初としている。
画面面積は従来の32インチOdyssey OLEDモデルより約72%大きく、1000Rの曲率を採用する。最大リフレッシュレートは165Hz、応答速度は0.03ms(GtG)だ。高速性を最優先するG6とは異なり、大画面を生かしたRPGやオープンワールドゲームなどでの没入感を重視した構成となっている。
Glare Free技術にも対応し、外光や照明の映り込みを抑える。大型テレビに近い画面サイズを、PCモニターとしてデスク上で利用したいユーザーも想定したモデルである。
■HDR10+ GAMINGとOdyssey 3Dも拡大
サムスンは、HDR10+ GAMING対応タイトルを2027年上半期までに20本以上のAAAタイトルへ拡大する計画も示した。HDR10+ GAMINGは、ゲームからディスプレイへHDR表示に関する情報を渡し、対応機器でシーンに応じた色やコントラストを表現するための技術だ。
裸眼立体視対応モニター向けの「Odyssey 3D」では、『サイバーパンク2077』と『Cronos: The New Dawn』への新たな対応を発表した。視線追跡とレンチキュラーレンズを利用し、対応するゲームとOdyssey 3D対応モニターの組み合わせで、画面に奥行きや立体感を加える。
4機種は、ドイツ・ケルンで8月26日から30日まで開催されるGamescom 2026のサムスンブースに展示される。Odyssey G6は2026年後半のグローバル展開を予定している。OLED G9、G8、G7を含む各モデルの価格、地域別の発売日、日本での展開については発表されていない。
■注目ポイントQ&A
●Odyssey G6を1,100Hzに設定するにはAIフレーム生成が必要ですか?
必須ではありません。1,100HzはHD解像度におけるモニターの最大リフレッシュレートです。ただし、毎秒1,100枚の異なるフレームを表示するには、ゲームやPC側から同程度のフレームレートを出力する必要があります。対応ゲームでは、NVIDIA DLSS 4.5などのフレーム生成技術が高い出力フレームレートを得る手段の一つになります。
●Dual ModeとTriple Modeの違いは何ですか?
Dual Modeは、2種類の解像度とリフレッシュレートの組み合わせを切り替える機能です。G6ではQHD・最大600HzとHD・最大1,100Hzを選択できます。G8のTriple Modeでは、UHD・360Hz、QHD・520Hz、フルHD・680Hzの3種類から選択できます。
●高いリフレッシュレートを利用すれば、どのゲームでも同じ効果が得られますか?
得られる効果は、ゲームの出力フレームレートや画面の動き、PCの構成、ゲーム側の対応によって異なります。高いリフレッシュレートは、特に素早い視点移動や対象の追跡が多い競技ゲームで、表示間隔の短縮や動きの見やすさにつながります。
●各モデルの発売時期と価格は決まっていますか?
Odyssey G6は2026年後半のグローバル展開が予定されています。4機種の具体的な価格や地域別の発売日、日本での販売については、今後案内される予定です。
元記事: Odyssey G6 Breaks 1,100 Hz Barrier at Gamescom: Most Buyers Will Game at 600 Hz QHD
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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