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みずほが自社株買いを2,000億円に拡大 新NISAで見る3メガ銀の還元差

三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクが、株主還元を強化している。“MIZUHO.” by MIKI Yoshihito, CC BY 4.0[写真拡大]
三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクが、株主還元を相次いで強化している。なかでもみずほは7月30日、自社株買いの取得枠を1,000億円から2,000億円へ拡大した。新NISAで銀行株を選ぶなら、配当と自社株買いのどちらを見ればよいのか。
■みずほは4〜6月期に最高益 金利上昇が追い風
みずほの4〜6月期の連結純利益は4,229億円と前年同期比45.5%増え、同期間として過去最高を更新した。通期予想も1兆3,000億円から1兆4,000億円へ引き上げている。
背景の一つが金利の上昇だ。銀行は預金で集めた資金を企業や個人に貸し、その金利差から利益を得る。日銀の利上げに伴って貸出金利が上がり、国内の貸出利ざやが改善したほか、顧客部門や非金利ビジネスの収益拡大も利益を押し上げた。3社は2026年3月期にもそろって過去最高益を記録している。
■配当利回りは三菱UFJと三井住友が並ぶ
2027年3月期の予想年間配当は、三菱UFJが96円、三井住友が180円、みずほが150円だ。三井住友は10月1日付で1株を2株に分割する予定で、分割後は1株当たり90円相当となる。
金額だけでは株価が異なるため比べられない。配当を株価で割った予想配当利回りで見ると、8月7日終値時点で三菱UFJが2.69%、三井住友が2.65%、みずほが1.78%だった。配当収入を重視するなら、三菱UFJと三井住友がほぼ並ぶ。ただし利回りは株価によって日々変わる。
なお、NISAで配当を非課税にするには、証券口座で受け取る「株式数比例配分方式」を選ぶ必要がある。
■8月時点で進行中の自社株買いはみずほだけ
自社株買いとは、企業が市場から自社の株を買い戻すことだ。市場に出回る株式が減るため、1株当たりの価値を高める効果が期待される。
3社の取得枠は、みずほが7月30日に1,000億円を追加して合計2,000億円、三井住友が1,800億円、三菱UFJが1,000億円である。ただし三菱UFJは6月25日までにほぼ上限の約1,000億円を取得して終了し、三井住友も取得期間が7月31日で満了した。8月時点で取得を続けているのは、みずほだけとなる。
配当利回りなら三菱UFJと三井住友、直近の追加還元ならみずほが目立つ。新NISAで長く持つなら、還元額の大きさだけでなく、その原資となる利益と増配を続けられるかまで確かめたい。(記事:中村葵・記事一覧を見る)
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