Beats Studio Proが米Amazonで約51%オフの169ドルに。次期モデル登場前の在庫処分か

2026年8月7日 00:28

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記事提供元:Tech Times

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Beats Studio Proが米Amazon.comで約51%オフの169.95ドル(約2万6800円)に値下がりしている。米連邦通信委員会(FCC)のデータベースや有名アスリートの着用リークから、デザインを刷新した次期モデルの登場が近いとみられており、今回の値下げは在庫処分の可能性が高い。現行モデルをこの価格で買うべきか、次期モデルを待つべきか、現状の情報を整理する。

■次期モデルの存在は確認済み(Appleの正式発表はまだ)

MacRumorsの報道によると、2026年5月22日にAppleのBluetoothオーバーイヤーヘッドホン(モデル番号:A3577)のFCC申請が連邦データベース上で公開された。申請日は5月5日となっている。製品発表前の標準的な手続きとして、Appleは詳細情報の非公開を申請しているが、デバイスのカテゴリーとモデル番号は公的記録として確認できる。

その1週間後、スペイン代表のラミン・ヤマル選手が、現行のStudio Proには存在しないピンク色の未発表Beatsヘッドホンを着用している写真がInstagramに投稿された。9to5Macがこの様子を詳しく報じている。さらに6月13日には、フラムFC所属の米国代表アントニー・ロビンソン選手が、ホワイトとブルーのツートンカラーのモデルを着用している姿が確認されたとMacRumorsが報じた。両選手とも、過去にBeatsの発売前マーケティングに起用された実績がある。

これらの写真で確認できるデザインは、現行のStudio Proとは大きく異なっている。ヘッドバンドはAirPods Maxに似たスリムな構造になり、イヤーカップは平らではなく突き出た形状で、現行モデルにはない伸縮式のヘッドバンドアームが確認できる。Headphonestyのプレビュー記事によると、これまでに鮮やかなピンクと、アイボリー・ストーンの2色が確認されている。

AppleはモデルA3577の名称、発売日、価格を正式に発表していない。しかし、Appleのハードウェアにおいて、FCCの申請が公開されてから発売までの期間は通常2〜8週間とされる。申請が公開されたのは5月22日であり、すでにその期間は過ぎている。これはAppleが非公開期間の延長を申請した可能性が高いことを意味し、過去にも同様の例がある。発売は未確認だが、数カ月以内に行われると広く予想されている。

■現行モデルの長所と短所

169.95ドル(約2万6800円、1ドル=158円換算)という価格において、現行のStudio Proは、デジタル・アナログ・コンバーター(DAC)を内蔵した主要なオーバーイヤーヘッドホンを最も安価に入手できる選択肢である。同価格帯のワイヤレスヘッドホンの多くは、スマートフォンやPCなどのソースデバイス側でデジタルからアナログへの変換を行い、圧縮されたアナログ信号をBluetooth経由で送信する。Studio ProをUSB-Cで有線接続した場合、この経路を完全にバイパスし、ヘッドホン内蔵のDACが生のデジタルオーディオを受信して内部で変換するため、最大24-bit/48kHzのロスレス再生が可能になる。公式スペックページにも詳細が記載されている通り、この機能により、通常ははるかに高価な製品に搭載される技術水準を実現している。有線モードでは、バランスの取れた「Beats Signature」、映画やゲーム向けの「Entertainment」、通話向けの「Conversation」の3つのサウンドプロファイルを選択できる。

バッテリー寿命も大きな強みだ。アクティブノイズキャンセリング(ANC)をオフにした場合、1回の充電で最大40時間駆動する。ANCまたは外部音取り込みモードをオンにしても約24時間駆動し、1日中ハードに使用しても十分な容量を持つ。USB-C経由のFast Fuel機能により、10分の充電で約4時間の再生が可能だ。

Beatsによると、アダプティブANCは環境に合わせてリアルタイムで調整され、周囲の音を1秒間に4万8000回測定し、それに応じて逆位相の波形を調整するという。しかし、処理速度とノイズ減衰の深さは別物だ。独立系レビュアーの評価では、Studio Proのノイズキャンセリング機能は優秀であるものの、航空機のエンジンや地下鉄、空調設備などの持続的な低周波ノイズに対しては、ソニーやBoseのフラッグシップモデルに及ばないと一貫して指摘されている。HeadphoneCurveは、専用ヘッドホンと比較してANCが測定上弱いと評価し、TechGearLabは外部音取り込みモードを高く評価する一方で、ANCについては平凡だと評している。また、Android環境において、リスニングセッションの開始時にANCがデフォルトでオフになるという既知のバグがあり、1年以上のファームウェアアップデートを経ても修正されていない。

通話品質も課題として指摘されている。TechGearLabのテストでは、静かな環境と騒がしい環境の両方で、マイクの出力が非常にこもっていると評価された。独立したテストでも、1kHz以上のマイク感度が非常に低いと報告されている。ヘッドホンで頻繁に通話するユーザーにとっては重要なポイントだ。

Androidユーザーにとっては、ワイヤレスコーデックの対応状況も制限となる。Studio ProがサポートするワイヤレスコーデックはAACとSBCのみで、LDACやaptXには対応しておらず、2台のデバイスへの同時接続(マルチポイント)もサポートしていない。iPhoneユーザーにとっては、AACはAppleのコーデックでありiOS上で良好に動作するため、大きな問題にはならない。Headphonestyの競合分析でも触れられているように、高ビットレートのワイヤレスオーディオを求めるAndroidユーザーにとっては、LDACとLC3に対応するソニーのWH-1000XM6(定価449ドル、約7万900円)や、aptX Losslessに対応するゼンハイザーのMomentum 5などが選択肢となる。

■次期モデルで期待される改善点

最も注目されているアップグレードの噂は、現行モデルの独自のBeatsチップに代わり、AppleのH2チップが搭載されることだ。現行チップが原因で、Studio Proには装着検知、適応型オーディオ、会話感知、正確な場所を見つける機能(基本的な「探す」機能のみ対応)、Appleデバイス間のシームレスな自動切り替えなど、競合するAirPods製品がすでに備えている機能が欠けている。Headphonestyの予想機能セクションでもこの差が詳細に解説されている。FCCの文書やリーク情報でH2チップの搭載が確認されたわけではないが、現行モデルに欠けている機能から判断して、最も広く期待されているアップグレードである。

リーク写真で確認された再設計されたイヤーカップは、現行モデルでよくある不満の1つを解消する可能性がある。現行モデルのイヤーカップは小さく、耳の大きいユーザーには合わず、パッシブな遮音性にも影響を与えていた。耳の周りをより均一に密閉する深いカップになれば、快適性とANCの効果の両方が向上するだろう。

価格について、Beatsの過去の傾向から、次期モデルは349ドルから399ドル(約5万5100円〜6万3000円)の間になると予想される。AirPods Max 2の549ドル(約8万6700円)を下回りつつ、アップグレードのプレミアムを正当化する必要があるためだ。この予想発売価格を踏まえると、現行モデルの169.95ドルという価格は、次期モデルの予想価格の半額以下ということになる。

■現在の価格における競合製品との比較

ANC搭載ヘッドホン市場は、2026年のプライムデーで動きを見せた。ソニーの旧フラッグシップモデルであるWH-1000XM5は、セール期間中に過去最安値の198ドル(約3万1200円)を記録し、その後もその水準を維持している。現在のフラッグシップであるWH-1000XM6の小売価格は449ドル(約7万900円)だ。BoseのQuietComfort(Ultraではないモデル)は夏のセールで一時的に229ドル(約3万6100円)まで値下がりしたが、Bose QCの第2世代が8月に発売されると報じられている。Bose QuietComfort Ultra 2nd Genの定価は449ドル(約7万900円)である。

これらの代替製品と比較しても、169.95ドルのStudio Proは独自の立ち位置を保っている。この価格帯でUSB-Cロスレスオーディオ用のDACを内蔵し、クラス最長のバッテリー寿命を持つモデルは他にない。最高レベルのANCが必要な人や、ヘッドホンで通話をする人には適していないが、Appleエコシステムのユーザーや、デスクでUSB-Cロスレス機能を使用し、1日中持続するバッテリーを必要とし、次期モデルを待つ予定のない人にとっては良い選択肢となる。

約549ドル(約8万6700円)のApple AirPods Max 2は、アルミニウム構造によるビルドクオリティ、Appleエコシステムとの深い統合、コンピュテーショナルオーディオの点で依然として優位に立っている。しかし、現在のStudio Proの3倍以上の価格であり、異なるターゲット層に向けた製品と言える。

■今買うべきか、待つべきか

今買うべき理由:169.95ドルという価格は、過去にはブラックフライデーやプライムデー周辺でしか見られなかった記録的な安値に近い。Amazonで全色(ブラック、ディープブラウン、マットホワイト、ネイビー、サンドグレー、サンドストーン)を対象に実施されている今回の値下げは、特定のセールイベントに紐づいていないため、予告なく終了する可能性がある。2026年のプライムデーでは一時的に149ドル(約2万3500円)まで下がったが、その機会はすでに終了している。再び170ドルを下回るタイミングを待つには忍耐が必要であり、在庫切れのリスクも伴う。

待つべき理由:次期モデル(A3577)の存在はFCCによって確認されており、デザインが大幅に変更され、発売が近いとみられている。H2チップへのアップグレードが実現すれば、適応型オーディオ、会話感知、シームレスなデバイス切り替えなど、現在AirPods製品でしか利用できない機能が、発売時の価格でBeatsのオーバーイヤーヘッドホンでも利用できるようになる。これらの機能を重視するユーザーは、現行モデルの制限に購入初日から不満を抱くことになるだろう。

決定的な要因は、日常的な使用においてANCの深さと通話品質が重要かどうかだ。これらが主な基準である場合、現行のStudio Proを購入しても、次期モデルを待っても、この価格帯では問題は解決しない。世代を問わず、ANC性能ではソニーとBoseが勝っている。これらの点が二次的な懸念事項であり、長寿命バッテリー、USB-Cロスレスオーディオ、クロスプラットフォームの互換性を、セールイベント以外での過去最安値で手に入れたいのであれば、今購入するのが正解だろう。

■注目ポイントQ&A

●Beats Studio Proの新しいモデルは発売されますか?

AppleはBeats Studio Proの次期モデルを正式に発表していませんが、その存在を示す有力な証拠があります。MacRumorsの報道によると、Apple向けのBluetoothオーバーイヤーヘッドホンとされるモデルA3577のFCC申請が2026年5月に公開されました。その後、サッカー選手のラミン・ヤマルやアントニー・ロビンソンが、スリムなヘッドバンド構造や現行モデルにはない新色など、デザインが大きく異なる未発表のBeats製オーバーイヤーヘッドホンを着用している姿が写真に収められています。9to5Macがヤマル選手の着用について詳細を報じています。なお、発売日や名称はまだ確認されていません。

●Beats Studio Proを今買うべきですか、それとも新モデルを待つべきですか?

USB-Cロスレスオーディオ機能と1日中持続するバッテリーを、次期モデルの予想発売価格の約半額で手に入れたい場合、そしてANCの深さや通話品質が日常的な最優先事項ではない場合は、今購入することをお勧めします。一方、適応型オーディオ、会話感知、Appleデバイス間のシームレスな切り替えなど、現行モデルにはない機能を実現するApple H2チップの搭載(噂)を重視する場合は、待つべきです。次期モデルが発売され、製品ラインナップが明確になれば、現行モデルの169.95ドルという価格は利用できなくなる可能性があります。

●Beats Studio ProはLDACなどの高品質なワイヤレスオーディオコーデックをサポートしていますか?

いいえ。Studio ProがワイヤレスでサポートしているのはAACとSBCのみで、LDACやaptXには対応しておらず、2台のデバイスへの同時接続(マルチポイント)もできません。これはBeats Studio Proの公式仕様ページでも確認できます。AACはAppleが推奨するBluetoothオーディオコーデックであるため、iPhoneユーザーにとっては大きな問題ではありません。最高品質のワイヤレスオーディオを求めるAndroidユーザーにとっては、LDACに対応したソニーのWH-1000XM6などがより強力な選択肢となります。

●Beats Studio Proの内蔵DACはどのように機能しますか?

ほとんどのBluetoothヘッドホンは、スマートフォンやPC側でデジタルからアナログへの変換を行ってから音声をワイヤレスで送信するため、圧縮が伴います。Studio Proは独自のDACを内蔵しており、USB-C経由で生のデジタルオーディオを直接受信し、内部で変換を行うことができます。その結果、Bluetoothによる圧縮なしで、最大24-bit/48kHzのフル解像度のロスレスオーディオを実現し、内蔵された3つのサウンドプロファイルから選択して使用できます。Beatsの公式製品ページでは、このオーディオ経路の詳細が説明されています。この機能は200ドル(約3万1600円)以下のヘッドホンでは珍しく、Studio Proの最も明確な技術的差別化要因となっています。

元記事: Beats Studio Pro at $169.95 Signals Clearance as FCC-Confirmed Successor Nears

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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