日立レール、米ITS大手Clever Devicesを買収 公共交通DXと北米展開加速

2026年7月3日 23:41

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日立レールは3日、公共交通機関向け高度道路交通システム(ITS)を手掛ける米Clever Devicesの買収を完了したと発表した。北米事業の強化とマルチモーダルモビリティ領域への拡大を図る。

買収したClever Devicesは、車両運行管理や乗客向けサービス、公共交通機関の運行効率化に関する技術を展開する企業で、米国、欧州、南米に拠点を持つ。2026年の売上高は2億2,000万ドル(約354億円)超を見込む。

これまでHitachi DigitalでChief Growth Officerを務め、日立の産業向けAI事業の立ち上げを主導してきたフランク・アントニサミー(Frank Antonysamy)氏がClever DevicesのCEOに就任した。

Clever Devicesは約600人の従業員を擁し、北米の大手公共交通機関10社中8社への導入実績を持つ。最大市場の北米に加え、ブラジル、チリ、イタリアなどでも事業を展開している。

日立レールは今回の買収により、統合型交通システムへの需要拡大に対応する。鉄道事業に加え、バスなどを含むマルチモーダルモビリティ分野へ事業領域を広げる方針だ。

日立レールによると、Clever Devicesの車載・運行管理データ関連ソリューションは、日立のモビリティプラットフォーム「HMAX Mobility」を補完する。鉄道向けデジタル資産管理基盤「HMAX for Rail」と組み合わせることで、公共交通分野でのデータ活用を強化する。

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