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少子化時代、生き残り・勝ち残りをかける秀英予備校の戦略とは
会社四季報のパラパラ読みで、秀英予備校(4678、東証スタンダード)に目が止まった、業績欄の見出しが【大幅増益】と題されていたからだ。
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少子・高齢化の進捗。後者は我々老人組が主役(?)。前者は我々の孫世代が主役。過日、揃って高校生になった孫から「入学式の様子」が送られてきた。読者の誰しもが「少子化進捗の中で予備校の収益が大幅増益」と記されていることに「?」を感じるはずだ。
さすがに秀英予備校もコロナ禍の厳しさに晒されていた。が2025年3月期は「3.4%増収(106億9300万円)、77.7%営業増益(3億8600万円)、10円配に回復」-今26年3月期は「1.0%増収(108億8000万円)、6.2%増益(4億1200万円)」計画。回復基調を実感させられる。
そして今期をスタートラインとする至29年3月期の中計を「112億7000万円、5憶4700万円」-「115億3700万円、6億2500万円」-最終期を「26年3月期比9.5%増収(119億1500万円)、2.05倍増益(8億4400万円)」と掲げている。
『中期経営計画策定に関するお知らせ』では「差別化戦略」として、「やる気を引き上げる」「プロ講師/講師が親切に指導する」「豊富なデータをもとに、的確な学習・受験指導を徹底する」としている。否定するつもりなど毛頭ないが、『策定に関するお知らせ』の中には差別化戦略とし「なるほどね」と感じるこんな表現がある。
「今期第2四半期特別損失1億3200万円を計上した。成長戦略の一環として、効率的な校舎の適正配置を進めるため、スクラップ&ビルドを進めている。27年5月に賃貸契約切れになる北海道の拠点校1校舎があるが、対象のひとつと決めた。対象生徒となる足の便を勘案しドミナント内の校舎とスクラップ&ビルトを実践した」。
言い換えればその実践の可否は秀英予備校の合理化に繋がる。その文面からは「今後とも積極的に取り組む」とするニュアンスが読み取れた。更に言えばスクラップ&ビルトで他の予備校へのアライアンス、の匂いがプンプンとした。
勝ち残るために、秀英予備校はM&Aもいま携えている。
客観的データは、こう教えている。小中高&1浪生を対象とする予備校の市場規模は2000年以降9000億円台から縮小状態に入り、2035年には約8700億円まで/40年には約8644億円まで縮小する。サバイバルにはアライアンスは不可欠な戦略となる。
秀英予備校の本稿作成中の株価は300円台前半。さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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