関連記事
【注目銘柄】TOブックスは業績上方修正・最高純益更新を見直し、直近IPO株買いが再燃して反発
TOブックス<500A>(東証スタンダード)は、前日8日に55円高の3675円と反発して引け、取引時間中には3715円まで買われる場面があった。今年4月3日につけた上場来高値3815円を意識する動きを強めている。同社株は、今年2月13日に2026年の新規株式公開(IPO)第1号案件として上場したばかりで、3月16日に発表した2026年4月期第3四半期(2025年5月~2026年1月期、3Q)決算時に、IPO時予想の通期業績を上方修正し、純利益が2期ぶりに過去最高を更新する見通しとなったことが見直され、割安な直近IPO株への買いが再燃した。株価はIPO以来、初値は上回っているものの公開価格を下回って推移しており、売られ過ぎ修正期待も高まっている。
■電子書籍販売がポイント還元策や無料試し読みキャンペーン効果で好調に推移
同社の今4月期業績はレンジ予想で上方修正され、売上高はIPO時予想より3億3500万円~6億3500万円、営業利益は2億9400万円~4億1400万円、経常利益は2億9000万円~4億9000万円、純利益は1億8200万円~3億3200万円それぞれ引き上げられた。売上高110億円(前期比16.7%増)~113億円(同19.9%増)、営業利益17億円(同47.9%増)~19億円(同65.3%増)、経常利益16億7000万円(同41.8%増)~18億7000万円(同63.3%増)、純利益11億5000万円(同48.2%増)~13億円(同67.7%増)と大幅増益を見込む。純利益はレンジ予想の下限・上限いずれでも2024年4月期の過去最高(10億3800万円)を2期ぶりに更新する見通しだ。電子書籍販売がポイント還元施策や無料試し読みキャンペーンの効果で想定を上回って推移したほか、TV放送を開始したアニメ作品や原作小説、コミックスの販売増が寄与し、出荷冊数の適正化による製造コスト低減も利益を押し上げた。
なお同社は業績上方修正を発表したものの、今期配当はIPO時予想どおり未定としている。ただ前2025年4月期は年間23円の実績があり、期末に向け配当期待の高まりが株価の下支え要因となる可能性がある。
■PER8倍~9倍台の割安修正でまず公開価格奪回を意識
株価は今年2月13日に公開価格3910円で上場し、公開価格を下回る3595円で初値をつけた。その後3720円まで買い直されたが、上場来安値3055円まで調整。今期業績の上方修正を受けて3805円まで上昇し、初値水準での値固めを経て上場来高値3815円に接近するなど売り買いが交錯している。PERは今期純利益ベースで8.7倍~9.8倍と割安水準にあり、上場来高値更新からまず公開価格3910円の回復を目指し、上値追いの展開が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)
【関連記事・情報】
・【株式市場特集】IPO株にリベンジ相場の兆し、66社の希少性が投資家心理を刺激(2025/12/22)
・【株式市場特集】円高メリット株に再注目、出遅れ紙・パ株に掉尾の一振(2025/12/15)
・【株式市場特集】金先物高騰で「ジパング」再生、産金・都市鉱山・リユース株に年末ラリーの主役(2025/12/8)
・京都ヒューマノイドアソシエーションに3社が新規参画、純国産ヒューマノイドロボット開発の体制を強化(2025/12/3)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
