ヤマシタヘルスケアホールディングス、先行投資が利益を圧迫も純利益進捗率125%で通期予想を超過達成

2026年4月1日 08:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東証スタンダード)は、3月31日に26年5月期第3四半期累計連結業績を発表した。医療機関の設備投資減少の影響で小幅減収となり、人件費等の増加も影響して減益だった。そして通期の減益予想を据え置いた。27年5月期の収益回復を期待したい。株価は地合い悪化の影響で高値圏から反落の形となったが、今期減益予想は織り込み済みと考えられる。調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■26年5月期3Q減益で通期減益予想据え置き

 26年5月期第3四半期累計の連結業績は売上高が前年同期比1.4%減の468億88百万円、営業利益が44.9%減の3億93百万円、経常利益が36.0%減の4億86百万円、親会社株主帰属四半期純利益が4.3%減の4億41百万円だった。医療機関の設備投資減少の影響で小幅減収となり、人件費等の増加も影響して減益だった。

 営業利益3億21百万円減益の要因分析は、人件費および教育研修費他関連費用の増加で1億33百万円減益、発送運賃および広告宣伝費他の増加で5百万円減益、保守料・支払手数料その他費用の増加で68百万円減益、売上総利益の減少で1億15百万円減益だった。

 医療機器販売業は売上高が1.3%減の469億18百万円、営業利益(全社費用等調整前)が17.8%減の13億27百万円だった。売上高の内訳は一般機器分野(一般医療機器備品、放射線診断装置等)が18.0%減の55億21百万円、一般消耗品分野(汎用消耗品、手術関連消耗品等)が2.2%増の196億45百万円、低侵襲治療分野(内視鏡・サージカル備品等)が0.4%増の108億49百万円、専門分野(眼科、整形外科透析等)が2.5%増の97億85百万円、情報・サービス分野(電子カルテシステム、設備保守メンテナンス等)が8.9%減の11億16百万円だった。一般消耗品分野は検査・手術件数の増加に伴い堅調だったが、医療機関の設備投資減少の影響で一般機器分野が低調だった。

 医療機器製造・販売業(整形外科用インプラント製造・販売、超音波を用いた医療用機器の開発・販売等)は、売上高が8.2%減の1億56百万円で営業利益が1億44百万円の損失(前年同期は1億14百万円の損失)だった。医療モール事業(賃料収入)は売上高が2.3%増の54百万円で営業利益が6百万円(同1百万円)だった。

 全社ベースの業績を四半期別にみると、第1四半期は売上高が150億78百万円で営業利益が36百万円、第2四半期は売上高が155億67百万円で営業利益が1億80百万円、第3四半期は売上高が162億43百万円で営業利益が1億77百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比4.9%増の676億47百万円、営業利益が29.6%減の5億90百万円、経常利益が30.5%減の6億32百万円、親会社株主帰属当期純利益が42.6%減の3億54百万円としている。配当予想は前期比5円減配の70円(期末一括)としている。予想配当性向は48.8%となる。

 人的資本経営に伴う人件費関連コストの増加、山下医科器械の物流センターリニューアルに係る費用計上などで減益予想としている。重点施策として人的資本経営の実践、グループ間の連携と協業による事業の活性化、事業会社等の継続支援とM&Aによる事業領域の拡充、ESG経営を踏まえた安定的な商品供給体制の構築、ガバナンスとコンプライアンスのさらなる意識向上と深化、グループの管理機能の充実を推進する。

 第3四半期累計の進捗率は売上高69%、営業利益67%、経常利益77%、親会社株主帰属当期純利益125%である。27年5月期の収益回復を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化の影響で高値圏から反落の形となったが、今期減益予想は織り込み済みと考えられる。調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。3月31日の終値は3445円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS143円58銭で算出)は約24倍、今期予想配当利回り(会社予想の70円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS3640円22銭で算出)は約0.9倍、そして時価総額は約88億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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