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公開価格470円、初値2106円 収益順調ジェノバの目下の立ち位置
ジェノバ(5570、東証グロース)。高精度な位置情報配信サービスを展開。測量分野など中心(会社四季報特色欄)。上場:2023年4月18日。
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上場後初決算の23年9月期「3.8%増収、8.2%営業増益、4円配」以降、文字通りの順調な収益動向。「4.9%増収、6.7%増益、5円配」-「8.0%増収、11.4%増益、6円配」。今26年9月期は「4.8%増収(14億3300万円)、0.7%増益(7億7900万円)、7円配」計画。
2002年に設立。関東・関西の独自基準点網でのネットワーク型GPS補正情報のモニターユーザー配信を開始。
ジェノバでは「業界最高精度の測位方式」を謳っているが・・・
位置を求めるに際してはGPS(米国が開発運用する人工衛星を利用した、全地球測位システム)やGNSS(GPSを含む複数の衛星測位システム)が知られる。が、衛星からの情報だけではメートル単位の誤差が生じる。
対してジェノバが展開するネットワーク型RTK方式の活用で、その誤差がセンチメートル単位の誤差に縮小することが可能になる。
精度の高い測位システムの開発では、幾多の実績を残している。例えば海底調査。従来はシングルビーム測深を使用してきたが、成果は手作業で作成された。労力を要した。
対してマルチビーム測深機の使用を可能とし「面」的な観測を可能とし、短時間での成果作成が可能になった。
またホームページでは『産業廃棄物最終処理場埋立容量計測及び埋め立て計画・設計におけるネットワーク型RTK活用事例』と題する具体例が記されている。
導入企業は北海道室蘭市に本社を置く企業。産業廃棄物処理を主体に収集運搬・中間処理・最終処理により、リサイクル率向上と取り組んでいる。「これまで安定型処分場ではTS(トータルステーション)とレベルを用い測量を行い容量を計測していた。が、安定型/管理型最終処分場の新設で計測範囲が広くなった。GNSS測量に切り替え、補正データサービスはジェノバのサービスを選択し6年目となった」。
ネットワーク型RTKは機器をGNSSに接続するだけで使用が可能という特徴がある。
ジェノバは2023年4月18日に上場した。公開価格470円に対し買い気配で立ち上がり19日に2106円で寄り付いた。大きな期待を背負った上場だった。本稿作成中の株価は600円台半ば。予想PER15.72倍。予想税引き後配当利回り1%水準。昨年4月7日の543円から9月24日の880円まで買い戻され、その後660円水準の揉み合い/740円水準の揉み合いを経て押し目を入れている状況・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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