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構造改革を潜り抜けたカシオを、株価は評価していると思えるが

AIペットロボット“Moflin”(カシオ計算機の発表資料より)[写真拡大]
カシオ計算機(6952、東証プライム)。樫尾4兄弟により1946年に創業された。電卓で成長街道に乗り、腕時計・電子辞書でステップ・ジャンプ。高いシェアを占める。
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物持ちの良さか、私は30年来義母から贈られた腕時計で通している。畑仕事に明け暮れた時期に「砂」にやられて1度、修理をした程度。が1度は「G-SHOCK」を腕に嵌めてみたいという思いは、持ち続けている。それぐらいカシオを代表するG-SHOCKは、「カッコいい」。
カシオが「経済構造の変革」に2024年3月期から取り組んでいたのは承知していた。手元の会社四季報は業績欄の見出しを【急改善】と打っていた。覗き込んで見た。いよいよ構造改革が功を奏し、再成長期入りかという思いで・・・
この間の収益動向の推移は2021年3月期の「19.8%減収、47.1%営業減益」以降、こんな具合。22年3月期「10.9%増収、43.2%増益」。前期の「コロナ禍」による低迷からの反動収益と捉えられる。
23年3月期は「4.6%増収、17.5%減益」という重苦しい状況。そして構造改革への取組初年度:24年3月期「1.9%増収、21.8%減益」-前25年3月期「2.6%減収、0.2%増益」。この間、コンパクトデジカメから撤退するなど事業改革と取り組むなどし、内外5000人余の人員削減を実施した。
そして今3月期は「3.1%増収(2700億円)、68.6%増益(240億円)」で立ち上がったが、利益を「47.5%増益(210億円)」に修正。トランプ関税の影響を勘案したためだ。が売上高は据え置いた点は「再興なった」を実感しえた。
増田裕一氏と供に構造改革に取り組んだCFO出身の高野晋氏が新社長に就任。就任後のメディア取材に「ハンディ―ターミナルやの電子レジスターなどの段階的縮小に道筋がついた。今後はG-SHOCKとCASIO-WATCHを軸に、新たな構造で元気なカシオを取り戻す」などと語っている。
注力分野として興味をそそられるのは24年11月に発売した、コミュニケーションロボ:モフリン。人と触れ合うことで感情が育ち本物の生き物のように反応する、手のひら大のAIペット。
本稿作成中の株価は1300円台前半。年初来高値ゾーン。IFIS目標平均株価1297円を勘案すると「再興」を評価する値動き。しばしは様子見が賢明か。押し目拾いに徹するべきかと・・・。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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