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23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは79ドル高 GDPを好感
*08:03JST 23日の米国市場ダイジェスト:NYダウは79ドル高 GDPを好感
■NY株式:NYダウは79ドル高 GDPを好感
米国株式市場は続伸。ダウ平均は79.73ドル高の48442.41ドル、ナスダックは133.01ポイント高の23561.84で取引を終了した。
金利高を嫌気し、寄り付き後、軟調に推移。その後、7-9月期の国内総生産(GDP)で消費が支援し2年ぶりの高成長となった結果を受け、景気に楽観的な見方が広がり相場を押し上げた。ハイテクも強く、終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、消費者サービスが下落した。
検索グーグルを運営するアルファベット(GOOG)はデータセンター会社、インターセクトと47.5億ドルで買収合意を発表し、上昇。石油・ガス会社のセーブル・オフショア(SOC)はトランプ政権がカリフォルニアのパイプライン再稼働を承認したため、上昇。石炭採掘会社のラマコ・リソーシズ(METC)は磁石製造のマルベリーインダストリーと供給契約交渉で拘束力のない覚書を締結し、上昇。
製薬会社のイーライリリー(LLY)はデンマークの同業、ノボ・ノルディクスの肥満治療薬「ウゴービ」錠剤を巡り当局承認を得て販売可能となるため、競争激化懸念に下落した。化粧品メーカーのコティ(COTY)は最高経営責任者(CEO)の退任計画を理由にアナリストが投資判断を引下げたため、下落。企業向けIT管理ソフトウエアメカーのサービスナウ(NOW)は、サイバーセキュリティー新興企業のアーミスを77億ドル超で買収することで合意、過去最大の買収案件で警戒感に売られた。
トランプ大統領は連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に関し、自分に反対する者を指名することはないと強気の姿勢を見せた。
HorikoCapitalManagementLLC
■NY為替:NY為替:米7-9月期GDP2年ぶり高成長でドル売り後退
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は155円93銭から156円54銭まで上昇し、156円27銭で引けた。日本当局による円安是正介入警戒感が根強く、円が堅調に推移。その後、米7-9月期国内総生産(GDP)が予想を上回り2年ぶり高成長を記録したため来年の利下げ観測を受けたドル売りが後退した。
ユーロ・ドルは1.1764ドルまで下落し、1.1797ドルへ上昇し、1.1792ドルで引けた。ユーロ・円は183円84銭から184円27銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3476ドルまで下落後、1.3523ドルまで上昇。ドル・スイスは0.7873フランから0.7908フランのレンジで上下に振れた。
■NY原油:強含み、ウクライナ戦争の継続を意識
23日のNY原油先物2月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+0.37ドル(+0.64%)の58.38ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは57.74-58.49ドル。米国市場の序盤にかけて57.74ドルまで売られたが、ウクライナ戦争の継続を背景に調整的な買いが再び強まり、58ドル台に戻した。通常取引終了後の時間外取引で58.49ドルまで上昇。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 55.97ドル +0.09ドル(+0.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 179.50ドル -0.26ドル(-0.14%)
ゴールドマン・サックス(GS)901.71ドル +2.71ドル(+0.30%)
インテル(INTC) 36.35ドル -0.02ドル(-0.05%)
アップル(AAPL) 272.36ドル +1.39ドル(+0.51%)
アルファベット(GOOG) 315.68ドル +4.35ドル(+1.39%)
メタ(META) 664.94ドル +3.44ドル(+0.52%)
キャタピラー(CAT) 582.42ドル +0.01ドル(+0.00%)
アルコア(AA) 53.65ドル -0.07ドル(-0.13%)
ウォルマート(WMT) 110.90ドル -1.70ドル(-1.50%)《NH》
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