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ジェイエスエスの今期連結純利益は前期単体比24%増加の見込み、M&A戦略も強化
(決算速報)
■スイミングスクール大手、初の連結決算の業績見通しを発表
スイミングスクールの大手ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は11月14日の夕方、未定としていた今期・2025年3月期の連結業績予想と第2四半期決算、および「今後のM&A戦略強化に関するお知らせ」を発表した。
■5月に連結化したワカヤマアスレティックス(和歌山市)は黒字化
今期・25年3月期の連結業績予想については、5月に株式会社ワカヤマアスレティックス(和歌山市)を子会社化したことで連結決算に移行したため、精査中として連結業績予想を未定としていたが、売上高は84億30百万円(24年3月期の単体業績は81億31百万円)の見込みとし、営業利益は4億20百万円(同3億89百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億70百万円(同2億18百万円)、1株利益は69円81銭の見込みとした。前期の単体業績比では、売上高が3.7%増加し、営業利益は8.0%増加、純利益は23.9%増加する。
■全国に85か所の事業所を展開、まだまだ全国拡大の余地
また、「今後のM&A戦略強化」については、業界最大にして唯一の上場企業である当社グループがM&A戦略を強化し、業界シェアの拡大を図る事により、業界全体の発展を促進するとともに当社にとっても大きなビジネスチャンスであるとの考えに基づき、さらに全国展開を図るとした。24年5月に完全子会社化した株式会社ワカヤマアスレティックス(和歌山市)での事例・実績を踏まえ、M&A戦略を強化する。
同社は現在、北は北海道から南は沖縄まで85か所の事業所を展開しているが、発祥の地が大阪ということもあり、25か所が関西エリアになっている。九州では福岡県を除いて未進出であり、本州も山口県と青森県、京都府は未進出であるなど、まだまだ全国へと事業を拡大していく大きな可能性が広がっている。
24年5月に完全子会社化した株式会社ワカヤマアスレティックス(和歌山市)との連携では、完全子会社化を行った結果、スイミングスクール2事業所、フィットネスクラブ2事業所、およびスーパー銭湯1事業所を取得した。買収後、各事業所の経営改善検討を行い、スクラップアンドビルドとして不採算事業所であった事業所1か所を24年12月に閉鎖することとした。その結果、ジェイエスエスのノウハウを活かすことでワカヤマアスレティックスの黒字化を実現、また和歌山県という新たな事業エリアへの新規展開に加え、新たに新規会員約5000人を会員に迎え入れることとなった。このような実績を踏まえ、新規事業所開設に代えてM&A戦略を強化する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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