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米国株見通し:伸び悩みか、週末に向け調整売りも
記事提供元:フィスコ
*13:54JST 米国株見通し:伸び悩みか、週末に向け調整売りも
(13時30分現在)
S&P500先物 5,832.00(+3.00)
ナスダック100先物 20,448.00(+18.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は1ドル高。米金利は底堅く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。
10日の主要3指数は反落。前日終値付近に持ち直す場面もあったが、全般的に下押し圧力が強まり、ダウは57ドル安の42454ドルで引けた。この日発表された消費者物価指数(CPI)は予想外に強く、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースは緩慢になると思惑から幅広く売られた。一方、新規失業保険申請件数は弱い内容となり、インフレ鈍化によるソフトランディング期待は後退。前日までの買いを抑制する要因となった。
本日は伸び悩みか。今晩の生産者物価指数(PPI)が前日のCPIに続き堅調なら、年末にかけて利下げペース加速への期待は後退しそうだ。その際には、長期金利の持ち直しでハイテクを中心に売りが強まる見通し。軟着陸を見込んだ買いが入りやすい半面、中東の地政学リスクを背景に週末にかけて利益確定や持ち高調整の売りが相場を圧迫しそうだ。一方、決算発表が本格化するなか、金融の業績が指数に影響を与える可能性があろう。《TY》
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