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日経平均は312円高でスタート、三越伊勢丹や川崎重などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38232.47;+312.92TOPIX;2661.65;+15.71
[寄り付き概況]
1日の日経平均は312.92円高の38232.47円と反発して取引を開始した。前日9月30日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は17.15ドル高の42330.15ドル、ナスダックは69.58ポイント高の18189.17で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で小幅な利下げペースを示唆したため失望感から一時大きく下げたが、月末、四半期末の調整に加え、景気に楽観的な議長の見解を受けソフトランディング期待が株価を支えた。ナスダックは長期金利の上昇が嫌気されたが、携帯端末アップルの上昇が下支えとなった。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=143円80銭台と、昨日15時頃と比べ2円ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で安心感となった。さらに、日経平均は昨日、1900円を超す下げとなったことから、押し目買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数は上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続落したことが東京市場で半導体関連株の上値を抑える要因となった。また、自民党の石破新裁選が今日招集される臨時国会で新首相に指名される見通しだが、石破氏の経済政策の不透明感を指摘する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
なお、取引開始前に発表された8月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比0.2ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.6%だった。また、8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍で前月から0.01ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.24倍だった。今日はシマダヤ<250A>が東証スタンダードに上場した。
セクター別では、海運業、輸送用機器、証券商品先物、その他製品、不動産業などが値上がり率上位、パルプ・紙、繊維製品、水産・農林業、空運業、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三越伊勢丹<3099>、三菱重<7011>、川崎重<7012>、日立<6501>、IHI<7013>、TDK<6762>、みずほ<8411>、東電力HD<9501>、ホンダ<7267>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、三井不<8801>などが上昇。他方、楽天銀行<5838>、楽天グループ<4755>、ダイキン<6367>、三菱電<6503>、NRI<4307>、三菱商<8058>、三井住友<8316>、HOYA<7741>、東京海上<8766>、ソニーG<6758>などが下落している。《CS》
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