マーケットエンタープライズ、福井県大野市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始

2024年9月19日 15:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■リユース新施策導入による廃棄物削減へ

 福井県大野市(市長:石山 志保)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2024年9月19日(木)から、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートすると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、大野市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。

■背景・経緯

 近年、大野市では、空き家が増加しており、市では家財処分方法として廃棄ではなく、リユースという選択肢があることを市民へ浸透させていく必要があると感じていた。しかしながら、市内にはリユース店舗が少ないこともあり、さらなるリユース促進につながる方策を模索していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、マーケットエンタープライズが大野市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼し、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。

■大野市の課題と「おいくら」による解決策

 大野市では、ごみ処理施設への自己搬入により粗大ごみを収集しているが、大型品や重量のあるものでも、市民が不要品を運び出す必要がある。そのため、これまで市には、「自宅から不要品を運び出して欲しい」などの住民の声が寄せられていた。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、市では回収を行なっていない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、市民のサービス利用はもちろん、市の費用負担もない。

■今後について

 9月19日(木)15時(公開時間が前後する可能性がある)に大野市ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。大野市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。

■福井県大野市

 大野市は、福井県東部に位置し、市域の約9割を森林が占めている。市街地には、名水百選の「御清水(おしょうず)」をはじめ、多くの湧水地が点在しており、名水のまちとして知られている。また、主な観光資源には、日本一美しい星空・天空の城 越前大野城・九頭竜 恐竜化石・北陸最大級の道の駅「越前おおの 荒島の郷」がある。

・人口:30,036人(男14,353人、女15,683人)(2024年8月1日) ・世帯数:11,611世帯(2024年8月1日) ・面積:872.43平方キロメートル (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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