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注目銘柄ダイジェスト(前場):Bガレジ、第一三共、常磐興など
*11:36JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):Bガレジ、第一三共、常磐興など
くら寿司<2695>:3480円(-145円)
続落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は63.6億円で前年同期比67.4億円の収益改善となり、通期予想の55億円を大きく超過する状況に。ただ、5-7月期は7.2億円で同10.4%減と収益成長は鈍化する形に。コンセンサス水準も小幅下振れとみられる。景況感の悪化に伴い米国での増収ペース鈍化などが見られるようだ。なお、通期業績の上振れ自体は織り込み済みとみられる。
常磐興<9675>:1663円(+123円)
大幅続伸。米投資ファンドであるフォートレス・インベストメント系のOntarioが、完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表している。同社では賛同の意見を表明するとともに、応募を推奨するとしている。TOB価格は1650円、前日は観測報道が伝わりストップ高で終えているが、急伸前の水準からは3割程度のプレミアムとなっている。なお、本日はTOB価格を小幅に上回る水準まで買われている。
Bガレジ<3180>:1605円(+158円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は3.2億円で前年同期比18.0%減となったものの、展示会出展費用や第三DC関連費用など販管費の一時的な増加が要因となっており、ネガティブな反応は限定的にとどまる。一方で、発行済み株式数の1.26%に当たる16万株、2億円を上限とする自社株買いの発表、リクルートの「Air ビジネスツールズ」とのID連携開始発表などをポジティブ視する動きが優勢に。
アルトナー<2163>:1882円(+130円)
大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は9.6億円で前年同期比8.9%増となり、第1四半期の同0.6%減から増益に転じる格好となっている。通期予想の17億円、前期比11.4%増は据え置きへ。技術者数の増加に加えて稼働率も高水準で推移、さらに技術者単価も前年同期水準を上回っているもよう。増収効果によって、研修施設の増床関連費用や採用関連投資費用などの先行投資をカバーできているようだ。
第一三共<4568>:5280円(-494円)
大幅反落。ダトポタマブ デルクステカンについて、非小細胞肺がん二次/三次治療を対象とした第3相臨床試験における新データを世界肺がん学会で発表している。結果はまちまちと評価のようだが、提携先のアストラゼネカはデータ発表時に下落しており、同社にも売りが先行する格好へ。主要評価項目の一つである全生存期間の中央値は、ドセタキセル投与群に対し改善傾向が認められたが、統計学的に有意な改善は認められなかったもよう。
タイミー<215A>:1978円(-21円)
もみ合い。9日の取引終了後、18年のサービス開始から今までにスキマバイトサービス「タイミー」に登録したワーカー数の累計が900万人を突破したことを発表し、好材料視されている。ワーカー数は21年末時点の228万人から、2年9ヶ月で約3.9倍に増加した。24年2月には700万人を記録。そこから約半年で200万人増加し、この度の900万人突破に至った。また、スポットワーク業界全体も拡大しており、登録会員数は9月1日時点で約2,500万人(スポットワーク協会調べ)となった。
ラバブルマーケ<9254>:1584円(-23円)
反発。9日の取引終了後に、子会社ジソウが提供する生成AI機能を搭載したGoogleビジネスプロフィール管理ツール「ジソウマップ」について、観光業界でサービスを提供する企業が導入したことを発表し、好材料視されている。同企業は国内でホテルやアミューズメント施設を展開しており、7月に新しく開業したリゾートホテルの認知向上及び集客のため、同社が提供する「ジソウマップ」を活用する。
ブロードエンター<4415>:777円(+42円)
大幅続伸。三菱地所と業務提携契約を締結し、「BRO-ROOM」と「HOMETACT」とのパッケージ販売を開始したと発表し、好材料視されている。同社が提供する既存賃貸物件の付加価値アップサービスである「BRO-ROOM」と三菱地所が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」を軸に、お互いの更なるビジネス拡大を企図し、その販売活動を相互に協力して進める。本提携を通じてお互いの顧客基盤に対し、強みを掛け合わせ補完しあい幅広いソリューション提案に繋げていく。《ST》
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