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【株式市場】前場の日経平均は778円安、NY株安と円高など受け朝方は一時1143円安
【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】
◆日経平均は3万5613円32銭(778円15銭安)、TOPIXは2545.64ポイント(51.78ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億4614万株
9月9日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株安に加え、円相場が1ドル142円台の円高になったため、自動車株や半導体関連株に大きく下げて始まる銘柄が目立ち、大手商社株や海運株も大きく下げて一進一退など、東証33業種別指数は全業種が値下がりした。円高が追い風の神戸物産<3038>(東証プライム)は値上がりしたがニトリHD<9843>(東証プライム)は伸びきれず、売り圧迫は根強い様子となった。中で、日本駐車場開発<2353>(東証プライム)は7月決算と今期予想が好感されて値上がりし、櫻島埠頭<9353>(東証スタンダード)は一時ストップ高など大阪IR(カジノ統合リゾート)工事開始に向けた進展報道を好感。日経平均は朝寄り後数分で下げ幅が1000円を超えたが、午前10時前の1143円36銭安(3万5247円87銭)を下値に持ち直し、前引けは下げは幅700円台にとどまった。
ミガロHD<5535>(東証プライム)が次第高となって戻り高値を更新し5日発表のクラウド事業会社の子会社化を連日好感。セーレン<3569>(東証プライム)は投資ファンドの保有拡大が伝えられ高い。サトウ食品<2923>(東証スタンダード)は値上げ効果への期待やディフェンシブ銘柄としての資金シフトの見方で一段と上げ、日本ドライケミ<1909>(東証スタンダード)は大阪IR(カジノ統合リゾート)工事開始への期待と9月末の優待品拡充などで最高値に接近。テックファームHD<3625>(東証グロース)も大阪IR工事開始期待でストップ高。グリッド<5582>(東証グロース)は引き続きウエストHD<1407>(東証スタンダード)との提携効果に期待強いとされ戻り高値。
東証プライム市場の出来高概算は9億4614万株、売買代金は2兆331億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は282銘柄、値下がり銘柄数は1326銘柄。
東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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