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アセアン最大規模のクロスカントリーラリー2024、タイで開幕
タイ南部から中部で開催されるアジアクロスカントリーラリー(以下、AXCR)が、8月11日から17日の日程で開催されている。国際自動車連盟(FIA)公認の国際ラリーで、エントラントの国籍もインド、インドネシア、オーストラリア、カンボジア、シンガポール、タイ、台湾、日本、ベトナム、マレーシアの10カ国から集まっている。
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AXCRは11日の初日、ラリーに参加する車両を1台ずつ紹介し、ラリーのスタートを告げるセレモニーを開催。
今回出走する車両の多くはピックアップトラックだ。その車種はトヨタ ハイラックスが13台、いすゞ D-Maxが12台、三菱トライトンが5台、フォード ラプターが2台、トヨタ タコマが2台といった感じだ。
トヨタ ランドクルーザーは、80系、150系プラド、200系、300系と4種類のモデルが参加、スズキ ジムニーも3台がエントリーするなど、箱車も参加している。
2輪部門には、スーパーカブも参戦。伝統的な配達用バイクが、本格的なオフロードバイク相手にどこまで健闘できるか注目だ。
12日にレース初日がスタートしたが、レース展開は誰もが予想できないものとなり、参加車両のほぼすべてが迷走する事態になった。
その理由は、前日の道路崩壊などで、コマ図と呼ばれる目的地までの道順をコマ(絵)の連続で示した地図と、実際の道路とが、かけ離れてしまったからだ。コマ図を確認し、先がわからない場合は徒歩で確認しに行ったとしても、コマ図と実際のルートの距離感が全く異なるため、全車が迷走する事態になったわけだ。
そんな中、快走していた国産マシンが1台あった。それはホンダのスーパーカブだ。たしかに世界でもっとも売れているバイクではあるが、なみいるモトクロスバイクをゴボウ抜きするという、信じられない快挙となった。
理由を探ると、ゆっくりと慎重にルートを確認しながら走行できる点が、スーパーカブの強みとなったと考えられる。
今回、LEG1は波乱含みのスタートとなり、今後のレース展開がとても楽しみになったといえるだろう。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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