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13日の香港市場概況:ハンセン0.4%高で5日続伸、通信関連しっかり
*18:00JST 13日の香港市場概況:ハンセン0.4%高で5日続伸、通信関連しっかり
13日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比62.41ポイント(0.36%)高の17174.06ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が19.75ポイント(0.33%)高の6049.41ポイントと小幅ながら5日続伸した。売買代金は708億4600万香港ドルと低水準が続いている(12日は703億3370万香港ドル)。
中国人民銀行(中央銀行)の資金供給が好感される流れ。人民銀は朝方、リバースレポを通じ満期分との差引で3850億8000万人民元を市中供給している。人民銀は先週まで、資金供給を抑えていたが、一転、緩和スタンスに舵を切った格好だ。ただ、上値は重い。米中の指標発表が気がかりだ。米国では今週、7月の米物価統計や小売売上高が発表される。中国では今週15日、7月の小売売上高や鉱工業生産などが発表される予定。また、7月の金融統計も15日までに報告される。指数は安く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア大手の中国聯通(762/HK)が3.2%高、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(2688/HK)が3.0%高、通信機器・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が2.7%高と上げが目立った。
セクター別では、スマートフォンの部材関連が高い。丘タイ科技(1478/HK)が17.3%、瑞声科技HD(2018/HK)が3.8%、舜宇光学科技(2382/HK)が2.5%、高偉電子(1415/HK)が2.1%ずつ上昇した。
キャリアや設備工事の通信ネットワーク関連もしっかり。上記した中国聯通のほか、中国電信(728/HK)が1.9%高、中国移動(941/HK)が1.5%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が1.2%高、中国通信服務(552/HK)が1.0%高で引けた。
他の個別株動向では、運動靴メーカーの裕元工業集団(551/HK)が6.3%高。中間決算の利益が2.2倍に拡大したことや、配当の増額予定が材料視された。
半面、自動車セクターは総じてさえない。東風汽車集団(489/HK)が3.9%安、華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.8%安、広州汽車集団(2238/HK)が2.2%安、小鵬汽車(9868/HK)が1.9%安で取引を終えた。
一方、本土市場は3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.34%高の2867.95ポイントで取引を終了した。銀行株が高い。軍事関連株、ハイテク株、海運株、エネルギー株、素材株、インフラ建設株、公益株、保険・証券株なども買われた。半面、消費関連株は安い。医薬株、不動産株、空運株も売られた。
亜州リサーチ(株)《CS》
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