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日経平均は618円高でスタート、三越伊勢丹やNECなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;32077.33;+618.91TOPIX;2271.50;+44.35
[寄り付き概況]
6日の日経平均は618.91円高の32077.33円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日5日の米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は1033.99ドル安の38703.27ドル、ナスダックは576.08ポイント安の16200.08で取引を終了した。弱い7月雇用統計を受けた景気後退入り懸念に伴う売りが継続し、寄り付き後、下落。加えて世界株安で投資家心理が急速に悪化し、手仕舞い売りも加速したと見られ、終日、売りが先行した。ハイテクも売られ、戻り鈍く終盤にかけ再び売りが加速した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均が昨日、過去最大の下落幅となり、昨日までの4日続落で7600円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。また、外為市場で1ドル=145円90銭台と、昨日15時頃と比べ4円ほど円安・ドル高水準となり、円相場の急騰が一服したことも市場の安心感となった。さらに、主要企業の4-6月期決算発表が続いており、好業績・好決算銘柄への物色意欲が株価支援要因となった。
一方、昨日の米株式市場で主要指数が下げ止まらず、大幅に3日続落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、昨日まで日経平均が急落したことから、株価の落ち着きどころを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された6月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比1.4%減少した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同0.9%減だった。
セクター別では全業種が値上がり。電気・ガス業、精密機器、鉄鋼、輸送用機器、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。
東証プライムの売買代金上位では、三越伊勢丹<3099>、NEC<6701>、日立<6501>、キーエンス<6861>、東京海上<8766>、MS&AD<8725>、ルネサス<6723>、HOYA<7741>、ホンダ<7267>、東エレク<8035>、三菱UFJ<8306>、日本郵政<6178>、川崎船<9107>、JT<2914>、トヨタ<7203>などが上昇。他方、味の素<2802>、東精密<7729>などが下落している。《CS》
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