トヨタ、GRヤリスの特別仕様車公開 ドライバーが監修

2024年1月26日 08:55

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2種類のGRヤリス特別仕様車プロトタイプ(写真:トヨタ発表資料より)

2種類のGRヤリス特別仕様車プロトタイプ(写真:トヨタ発表資料より)[写真拡大]

 TOYOTA GAZOO Racingは25日、2024年FIA世界ラリー選手権の第1戦ラリー・モンテカルロで、進化型GRヤリスの特別仕様車を披露した。公開されたのはGRヤリス RZの”High performance・Sébastien Ogier Edition(セバスチャン・オジエ・エディション)”と“High performance・Kalle Rovanperä Edition(カッレ・ロバンペラ・エディション)”の2種類。各100台の限定販売となり、2024年春ごろから抽選申込が始まる。

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 今回の特別仕様車は、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team所属ドライバーであるセバスチャン・オジエ選手と、カッレ・ロバンペラ選手が監修。オジエ選手は計8回、ロバンペラ選手は計2回のドライバーズタイトルを獲得しており、それぞれラリー界で大きな人気を持つ。

 今回の2種類の特別仕様車は、各ドライバーのフィードバックをもとに、内外装や四駆制御などを特別化している。それぞれ特徴は異なるが、スポーティな走りを味わえるだろう。

 セバスチャン・オジエ・エディションでは、NORMALモード、MORIZOモード、SEB.モードを設定。MORIZOモードでは、トラクションと旋回の各性能を両立させた。SEB.モードでは前輪の旋回性と後輪の駆動力を両立させつつ、後輪寄りの前後駆動力配分を実現し、車両との一体感やスピード感を引き出す。

 カッレ・ロバンペラ・エディションでは、NORMALモード、DONUTモード、KALLEモードを使用可能。DONUTモードでは前後輪の拘束力の最大化を通し、ドリフト走行時のコントロール性能を高めている。KALLEモードではリニアな挙動特性で、タイム短縮を期待できる。

 2種類の特別仕様車には、それぞれほかにも多様な特別装備が採用されている。FIA世界ラリー選手権のノウハウが詰め込まれており、特別な走りが体験可能だ。

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