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NYの視点:米国経済のソフトランディング期待の裏側に潜むもの
記事提供元:フィスコ
*07:44JST NYの視点:米国経済のソフトランディング期待の裏側に潜むもの
米連邦準備制度理事会(FRB)は12月12-13日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、政策金利の据え置きを全会一致で決定した。FOMCが公表した金利・経済見通しでは19人の政策担当者のうち17人が2024年末には政策金利が現在よりも低下するとの予想を示した。パウエルFRB議長は会見で、追加利上げの可能性が低いことを示唆しており、市場参加者の間では来年半ば頃に利下げが開始されるとの見方が広がっている。
2024年の米国経済は適度に減速すると予想され、米国株式市場はソフトランディングの成功を祝っているようだが、市場参加者の一部はイスラエルに対する米国の対応を懸念しているようだ。「米国とイスラエル両国に対する国際社会からの批判的な意見が好調な米国株式に思わぬ影響を与えてしまうのではないか」と危惧している。報道によると、イスラエルのネタニヤフ首相は13日、ガザ地区でのイスラム組織ハマスとの戦闘について、「最後まで、勝利するまで、ハマスを排除するまで継続する」と述べた。また、同国の外相は、「支持の有無にかかわらず戦闘を続ける」と述べている。米国はイスラエルへの対応に苦慮しているとの見方もあるようだが、果たしてどうなるか?《CS》
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