【株式市場】日経平均は200円安、後場は材料株など個別に物色され盛り上がりに欠ける

2023年12月4日 16:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万3231円27銭(200円24銭安)、TOPIXは2362.65ポイント(19.87ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億1591万株

 12月4日(月)後場の東京株式市場は、商船三井<9104>(東証プライム)が一段と強含むなど、海運株が運賃市況の回復などを手掛かりに出直りを強め、円高が徐々に弱まったことなどでホンダ<7267>(東証プライム)などは持ち直し傾向となった。ただ、後場一段高の銘柄はビットコインの4万ドル回復を受けたマネックスG<8698>(東証プライム)など個別物色の域を出ず、日経平均はおおむね200円安の水準をはさんで大引けまで一進一退を続け2日続落となった。

 後場は、サイゼリヤ<7581>(東証プライム)が一段と強含み、業績上振れ期待などで高値に接近。インフォマート<2492>(東証プライム)も一段と強含み、インボイス開始後も対応需要は旺盛の見方。大和コンピューター<3816>(東証スタンダード)は第1四半期の大幅増益が好感され後場も大引けまでストップ高を継続。ジェイ・イー・ティ<6228>(東証スタンダード)は半導体製造装置のラピダスからの受託が言われ大引けまでストップ高。WASHハウス<6537>(東証グロース)は「トコジラミ」増殖も材料と断続的にストップ高で売買。AVILEN<5591>(東証グロース)は引き続き大手銀へのAIシステム提供など材料視され一段高。

 新規上場のアスマーク<4197>(東証スタンダード)は、公開価格2300円で売買を開始し、取引開始後まもなく2150円で初値をつけ、前場2233円まで上げたが、後場は2050円まで見て大引けは2059円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は13億1591万株(前引けは6億8623万株)、売買代金は3兆3211億円(同1兆8152億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は699(前引けは772)銘柄、値下がり銘柄数は907(同881)銘柄。

 東証33業種別指数は4業種(前引けは3業種)の値上がりにとどまり、海運、不動産、小売り、情報通信、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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