ドル円今週の予想(11月27日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2023年11月30日 10:01

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記事提供元:フィスコ

*10:01JST ドル円今週の予想(11月27日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のドル円について『12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが予想されていることから、もち合いとなりそうだ』と述べています。

続けて、『米10月消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)の低下から、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ期待は大きく後退している。CMEのFEDWATCHによると、12月FOMCで政策金利を据え置く確率はほぼ100%』と伝えています。

一方で、『FRBは今後の金融政策決定についてはデータ次第としているため、今後の経済指標次第では、利上げ見通しが変化する可能性は残っている』とし、『先週発表された週間新規失業保険申請件数は前週比2万4000件減の20万9000件と2週ぶりに改善し、市場予想の22万6000件を下回り、依然として底堅い米雇用情勢を示唆する内容だった』と解説しています。

また、『11月ミシガン大学消費者景況感指数(確報値)は61.3と、市場予想の60.6を上回った上に、1年先の期待インフレ率は4.5%と今年4月以来7カ月ぶりの高水準、5年先の期待インフレ率は3.2%となり、2011年以来の高水準を記録した』とし、『このため、今後の雇用やインフレ指標次第では見通しが大きく変わる可能性がある』と言及しています。

今週29日には7-9月期GDP改定値が発表されます。30日には米10月個人消費支出(PCEデフレーター)が発表されます。12月1日は11月米ISM製造業景況指数。

こうしたことから、陳さんは、『ドルは150円を超えられると、政府・日銀による為替介入への警戒感から上値が重くなる一方、日米の金利差や株高によるリスク選好の流れから円売り圧力も出やすく、148円割れからは下値が堅くなろう』と考察しています。

ドル円の今週のレンジについては、『147.50円~151.50円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月28日付「ドル円今週の予想(11月27日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《CS》

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