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17日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で反発、医薬株に買い
*17:05JST 17日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で反発、医薬株に買い
17日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比3.44ポイント(0.11%)高の3054.37ポイントと反発した。
経済対策の期待感が相場を支える流れ。景気鈍化懸念が強まる中、中国当局は景気刺激策を強める見通しだ。専門家や関係者の話として、預金準備率の年内引き下げや、不動産支援に向け大規模な低金利資金の投入などが実施されるという。米中対立の緩和期待がやや後退する中、指数は安く推移していたが、引けにかけてプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、医薬の上げが目立つ。健民薬業集団(600976/SH)が8.0%高、康縁薬業(600557/SH)が2.9%高、津薬達仁堂集団(600329/SH)が2.0%高、人福医薬集団(600079/SH)が1.6%高、天士力医薬集団(600535/SH)が1.4%高で引けた。
部品や完成車など自動車セクターもしっかり。渤海汽車系統(600960/SH)が3.3%、長春一汽富維汽車零部件(600742/SH)が3.2%、金杯汽車(600609/SH)が1.5%、東風汽車(600006/SH)が1.4%、上海汽車集団(600104/SH)が1.1%ずつ上昇した。素材株、半導体株、証券株、空運株なども買われている。
半面、エネルギーセクターはさえない。広匯能源(600256/SH)が2.2%安、中海油田服務(601808/SH)が1.9%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.3%安、中国海洋石油(600938/SH)が1.2%安で取引を終えた。原油安が重し。昨夜のWTI原油先物は4.9%安と続落し、約4カ月ぶりの水準に落ち込んだ。通信・ネットワーク株、銀行・保険株、公益株、メディア・娯楽株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.17ポイント(0.07%)高の232.15ポイント、深センB株指数が2.00ポイント(0.18%)安の1079.63ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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