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16日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で4日ぶり反落、ハイテク株に売り
*16:59JST 16日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で4日ぶり反落、ハイテク株に売り
16日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比21.91ポイント(0.71%)安の3050.93ポイントと4日ぶりに反落した。
売り圧力が意識される流れ。上海総合指数はこのところ上昇で、約1か月ぶりの高値水準を回復していた。米中関係の改善期待もやや薄れる。米ホワイトハウスは15日(日本時間16日午前)、「バイデン大統領と中国の習近平・国家主席は、幅広い問題を率直で建設的に協議した」と報告。ただ、バイデン大統領は記者会見で、習近平・国家主席を「独裁者」と呼ぶなど不協和音も漂っている。指数は下げ幅を徐々に広げた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)世界最大手の聞泰科技(600745/SH)が2.4%安、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が2.3%安、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)とフラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)がそろって2.2%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.1%安で引けた。
医薬株もさえない。薬明康徳(603259/SH)が2.6%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が1.6%、人福医薬集団(600079/SH)が1.3%ずつ下落した。素材株、消費関連株、インフラ関連株、不動産株なども売られている。
半面、メディア関連株はしっかり。吉視伝媒(601929/SH)が2.1%、鳳凰伝媒(601928/SH)が1.7%、人民網(603000/SH)が1.5%、新国脈(600640/SH)が1.4%、中文天地出版伝媒(600373/SH)が1.3%ずつ上昇した。銀行株の一角も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.85ポイント(0.37%)高の231.99ポイント、深センB株指数が2.85ポイント(0.26%)安の1081.63ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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