NY株式:NYダウは222ドル高、米雇用統計弱く来年の利下げ観測強まる

2023年11月4日 13:27

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記事提供元:フィスコ

*13:27JST NY株式:NYダウは222ドル高、米雇用統計弱く来年の利下げ観測強まる
米国株式市場は続伸。ダウ平均は222.24ドル高の34,061.32ドル、ナスダックは184.09ポイント高の13,478.29で取引を終了した。

10月雇用統計や消費関連指標が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了期待がさらに強まり、寄り付き後、上昇。来年の利下げ確率も上昇し、長期金利が一段と低下すると、買いにさらに拍車がかかり続伸した。終日堅調に推移し、終盤にかけて上昇幅を拡大し終了。半導体・同製造装置、銀行が上昇した一方で、エネルギーが小幅下落。

メディアのパラマウント・グローバル(PARA)は第3四半期決算で調整後の1株継続利益が予想を上回り、上昇。オンライン旅行サービスのエクスぺディア(EXPE)も第3四半期決算の強い内容が好感され、買われた。オンライン賭けサイトを運営するドラフトキング(DKNG)は売り上げや毎月平均の総参加者数が予想を上回り、上昇。不動産サービス会社のレッドフィン(RDFN)は四半期決算が予想程悪化せず安心感から買われた。

格安航空会社のジェットブルー(JBLU)は同社機のアムステルダム、スキポール空港発着枠を失ったことを巡りオランダ政府や欧州連合に対する訴訟を当局が認めたため上昇。同じく枠を失った同業デルタ(DAL)もこの決定を巡り法的措置を開始、上昇した。バイオのモデルナ(MRNA)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。一方、携帯端末のアップル(AAPL)は昨日取引終了後に発表した決算で1株利益が予想を上回ったが4四半期連続の減収、中国での売り上げ減速で12月の売り上げも昨年と同水準にとどまると冴えない見通しに失望し、売られた。

リッチモンド連銀のバーキン総裁はTVインタビューで、自分の考えでは利下げは依然かなり先と述べた。


(Horiko Capital Management LLC)《ST》

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