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ユーロ週間見通し:もみ合いか、ドル・円にらみの展開に
*14:19JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、ドル・円にらみの展開に
■弱含み、米追加利上げを想定してユーロ売り強まる
今週のユーロ・ドルは弱含み。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測は後退せず、ユーロ売り・米ドル買いが優勢となり、9月27日に1.0488ドルまでユーロ安・米ドル高が進行。週後半には米政府機関の一部閉鎖の可能性が高まったものの、年内追加利上げを想定したユーロ売り・米ドル買いは縮小しなかった。取引レンジ:1.0488ドル-1.0657ドル。
「弱含みか、欧米金融政策の違いでドル買い継続も
来週のユーロ・ドルは弱含みか。欧州中央銀行(ECB)は9月の理事会で政策金利の追加引き上げを決めたが、利上げ終了観測の台頭でユーロ売りは続く可能性がある。また、域内経済の先行き不透明感も広がり、8月小売売上高など低調な統計はユーロ売りの支援材料に。
予想レンジ:1.0400ドル-1.0700ドル
■下げ渋り、ECBの金融引き締め策は長期継続の可能性
今週のユーロ・円は下げ渋り。米予算案をめぐる協議難航で政府機関の一部閉鎖の可能性が高まり、リスク回避的なユーロ売り・円買いが一時優勢となった。しかしながら、日欧金利差が短期間で縮小するとの見方は後退し、欧州中央銀行(ECB)の金融引き締め策は長期間維持される可能性は高いことから、ユーロ売り・円買いは縮小した。取引レンジ:156円71銭-158円34銭。
■もみ合いか、ドル・円にらみの展開に
来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は9月理事会で追加利上げを決定したものの、利上げは9月で終了との見方が広がっており、リスク選好的なユーロ買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。域内経済の減速も警戒されており、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、ユーロ・円は主に157円台で推移か。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・10月2日:8月失業率(7月:6.4%)
・10月4日:8月小売売上高(7月:前月比-0.2%)
・10月6日:8月生産者物価指数(7月:前年比-7.6%)
予想レンジ:156円00銭-159円50銭《FA》
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