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4日の中国本土市場概況:上海総合1.4%高で続伸、金融株相場けん引
*17:08JST 4日の中国本土市場概況:上海総合1.4%高で続伸、金融株相場けん引
週明け4日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比43.81ポイント(1.40%)高の3177.06ポイントと続伸した。
前週末の好地合いを継ぐ流れ。当局の景気支援スタンスや、人民元安懸念の後退などが引き続き手がかりになっている。不動産支援策が相次ぐ。北京市、上海市の当局は1日、住宅ローン規制の緩和を発表し、「認房不認貸」制度の導入を明らかにした。「認房不認貸」とは、過去に住宅ローンを組んでいた場合でも、現時点で自分名義の不動産を持っていなければ、1軒目の住宅ローン頭金比率や優遇金利が適用される制度。広東省の広州市、深セン市などに続く動きとなる。(亜州リサーチ編集部)
金融株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)が3.9%高、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が2.0%高、中国太平洋保険(601601/SH)が3.9%高、中国平安保険(601318/SH)が2.7%高、華泰証券(601688/SH)が2.0%高、海通証券(600837/SH)が1.9%高で引けた。
不動産株もしっかり。新城控股集団(601155/SH)が2.1%高、華麗家族(600503/SH)が1.9%高、北京北辰実業(601588/SH)が1.8%高、金地集団(600383/SH)が1.6%高で取引を終えた。
エネルギー関連株も高い。中海油田服務(601808/SH)が7.0%、中国石油化工(600028/SH)が3.2%、中国神華能源(601088/SH)が2.9%、陝西煤業(601225/SH)が2.6%、中国石油天然気(601857/SH)が2.4%ずつ上昇した。インフラ関連株、素材株、消費関連株、運輸株、ハイテク株なども買われた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が5.06ポイント(2.13%)高の242.01ポイント、深センB株指数が19.90ポイント(1.76%)高の1151.32ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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