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Huawei、5Gスマートフォン市場へ復帰か
Huawei が中国国内で 5G チップを調達し、年内にも 5G スマートフォン市場に復帰すると Reuters が報じている(Reuters の記事、Neowin の記事、Android Police の記事)。
Huawei の年間スマートフォン出荷台数は 2018 年に 2 億台を超え、Apple が新製品を発売する第 4 四半期以外では出荷台数 2 位に上昇。2019 年には米国の輸出制限の対象となるエンティティリスト入りしたにもかかわらず成長を続け、2020 年第 2 四半期には出荷台数 1 位となった。しかし、最新チップや Google のサービスを使用できないことが重しとなって同年第 4 四半期には 5 位まで後退し、2021 年第 1 四半期にトップ 5 から消えた。
その一方で Huawei は米国の技術を使用できなくなる最悪の事態に備えて独自技術を開発しており、独自 OS の HarmonyOS や 独自の ERP システム MetaERP を発表しているほか、14nm プロセスまで対応可能な EDA ツールの開発にも成功したと報じられている。
今回の報道はテクノロジー調査会社 3 社の情報提供によるものだ。それによれば、Huawei が独自の半導体設計ツールを用いて 5G チップを開発し、中国のチップメーカー SMIC の協力を得て製造するという。うち 1 社によれば、Huawei は SMIC の 7nm プロセスに相当する N+1 プロセスを使用するとのことで、歩留まりが 50% 未満のため出荷台数は 200 万台 ~ 400 万台にとどまるとみられる。また別の 1 社は詳細を示すことなしに 1,000 万台に届くとの見方を示したとのことだ。
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