関連記事
今日の為替市場ポイント:米国株安を意識してドルは上げ渋る可能性
記事提供元:フィスコ
*08:00JST 今日の為替市場ポイント:米国株安を意識してドルは上げ渋る可能性
20日のドル・円は、東京市場では142円25銭まで買われた後、141円58銭まで下落。欧米市場では141円80銭まで買われた後、141円21銭まで下落し、141円47銭で取引終了。本日21日のドル・円は主に141円台で推移か。米国株安を意識してドルは上げ渋る可能性がある。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は21日に下院金融委員会で証言を行う予定となっており、市場参加者の多くが同氏の証言内容を注目している。6月14日に行われた会見では、「インフレの2%回帰に強くコミットしている」、「金融引き締めの効果はまだ感じていない」、「ほぼ全てのFRB当局者は年内における一定の追加利上げは適切と判断している」などの見解を伝えた。年内における利下げを想定しているメンバーはいないことも明言している。今回の議会証言でパウエル議長は2%のインフレ目標にコミットしていることを強調し、早期の金利引き下げの可能性を明確に否定するとみられる。ただ、世界経済の減速などの影響で中長期的な金利見通しは不透明であるとの見方を伝える可能性もあるため、一部の市場参加者は議会証言内容を受けて米長期金利は上げ渋り、リスク選好的なドル買いはやや縮小する可能性があると予想している。《CS》
スポンサードリンク