25日の中国本土市場概況:上海総合0.11%安で3日続落、メディア関連株に売り

2023年5月25日 17:18

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記事提供元:フィスコ

*17:18JST 25日の中国本土市場概況:上海総合0.11%安で3日続落、メディア関連株に売り
25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比3.49ポイント(0.11%)安の3201.26ポイントと3日続落した。


朝高後に売られる流れ。指数は前日に約4カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいたとあって、値ごろ感に着目した買いが先行。ただ新型コロナウイルス感染の流行第2波による経済活動への影響が懸念されるなか、上値は重く、指数はほどなくマイナス圏に沈んでいる。また米国のデフォルト(債務不履行)や金融引き締めの長期化懸念も全体相場の重しとなった。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、メディア・娯楽関連の下げが目立つ。安徽新華伝媒(601801/SH)が4.0%安、中視伝媒(600088/SH)が3.2%安、長江出版伝媒(600757/SH)が3.2%安と値を下げた。


ホテル・観光株もさえない。新国脈数字文化(600640/SH)が3.2%、西安曲江文化旅遊(600706/SH)が3.0%、北京首旅酒店(600258/SH)が2.4%ずつ下落している。農薬・化学肥料株、食品株、農林水産株、非鉄金属株なども売られた。


半面、水・ガス供給株は高い。寧波熱電(600982/SH)と大連熱電(600719/SH)はいずれもストップ高。銭江水利(600283/SH)が4.3%高で引けた。発電・電力設備株、印刷・包装株、電器株、ガラス株も買われている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.09ポイント(1.08%)安の283.21ポイント、深センB株指数が15.99ポイント(1.40%)安の1128.42ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《CS》

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