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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶり反落、欧米が対ロ政策追加の観測
*10:27JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4日ぶり反落、欧米が対ロ政策追加の観測
【ブラジル】ボベスパ指数 110108.46 +0.59%
18日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比648.51 ポイント高(+0.59%)の110108.46で引けた。日中の取引レンジは108,864.44 - 110,205.74となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤プラス圏を回復した。経済指標の改善が好感された。3月の小売売上高の上昇率(前年同月比)は3.2%となり、前月の1.0%と予想の1.2%を上回った。また、米債務上限をめぐる交渉に妥結期待が高まっていることも支援材料。ほかに、通貨レアル高などがブラジル株の支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 2632.91 -0.06%
18日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.57ポイント安(-0.06%)の2632.91で引けた。日中の取引レンジは2624.49 - 2658.57となった。
プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。欧米が対ロ制裁を追加するとの観測が嫌気された。また、連日の上昇で足元では高値警戒感も強い。一方、経済指標の改善などが指数をサポートした。1-3月期の国内総生産(GDP)成長率(速報値)はマイナス1.9%となり、前期のマイナス2.7%と予想のマイナス2.1%を上回った。
【インド】SENSEX指数 61431.74 -0.21%
18日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比128.90ポイント安(-0.21%)の61431.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同51.80ポイント安(-0.28%)の18129.95で取引を終えた。
プラス圏で推移した後は終盤マイナス圏に転落した。内外景気の先行き不安が引き続き警戒された。また、政府が海外でのクレジット決済上限などを規制するとの報道も関連銘柄の売り手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 3297.32 +0.40%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.09ポイント高(+0.40%)の3297.32ポイントと3日ぶりに反発した。
中国経済対策に対する期待感が改めて意識される流れ。4月の中国経済指標は、多くが景気持ち直しの鈍化を示す内容だっただけに、当局は景気腰折れを回避するため、金融緩和を含む追加の経済対策を打ち出すとの見方が根強い状況だ。ただ、上値は重い。人民元安の進行が懸念されている。人民元の対米ドル相場は18日、オフショア人民元(CNH)が前日に続き1米ドル=7人民元台で推移。大台乗せは2022年12月以来だ。通貨安を背景に、海外からの資金が流出すると不安視されている。《NH》
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