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NYの視点:米4月NY連銀消費者調査、まちまち、長期期待インフレ率は上昇
記事提供元:フィスコ
*07:36JST NYの視点:米4月NY連銀消費者調査、まちまち、長期期待インフレ率は上昇
米NY連銀が発表した4月の消費者調査はまちまちの結果となった。短期1年期待インフレ率は+4.45%と3月+4.75%から低下した。一方で、3年期待インフレ率は2.89%と、2カ月連続で上昇した。また、1年の消費支出予想は+5.22%と、21年9月来で最低となった。
雇用に関して「職を失う可能性」は12.2%と年初来最高。「自主退職の可能性」も19.59%と、前月19.34%から上昇した。
連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策決定において、短期よりも中長期の期待インフレの上昇に注目している。FRBは先週開催したFOMCで「追加利上げが適切になると予想する」とのガイダンスを削除、6月に利上げを停止する可能性も示唆したため、利上げ停止観測が強まりつつある。しかし、結果を受け、6月の追加利上げの可能性も依然残る。さらに、ピーク金利で当面維持する可能性が強まった。
■米4月NY連銀消費者調査
期待インフレ率「1年:+4.45%(3月+4.75%)3年:2.89%(2.78%)」
1年の消費支出の伸び予想:5.22%(5.72%)
雇用:「職を失う可能性:12.2%、自主退職の可能性:19.59%(19.34%)」《CS》
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