ステムリムはストップ高の後そのまま買い気配、再生誘導医薬『レダセムチド』のマイルストーン達成と未定だった今期業績予想の発表など好感

2023年4月11日 12:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■マイルストーン達成にょり4.5億円を受領、完全黒字化の見込みに

 ステムリム<4599>(東証グロース)は4月11日、午前10時前にストップ高の1319円(300円高、29%高)で売買された後そのまま買い気配を続け、2020年7月につけた上場来の高値を一気に更新している。10日15時に再生誘導医薬『レダセムチド(HMGB1ペプチド)』を用いた治療薬開発に関するマイルストーン達成と4.5億円の受領、未定だった今期・2023年7月期の業績予想などを発表し、買い集中となった。

 発表によると、再生誘導医薬『レダセムチド(HMGB1ペプチド)』における急性期脳梗塞を対象とした治療薬開発に関するマイルストーン達成にともない、塩野義製薬<4507>(東証プライム)よりマイルストーン・ペイメント4.5億円を受領し、今期・2023年7月期の事業収益として計上する見込みになった。これらにともない、未定としていた23年7月期の業績予想を発表し、事業収益は23.50億円(前期は0.22億円)、営業利益は1.46億円(同19.80億円の赤字)、当期純利益は1.70億円(同19.48億円の赤字)の見込みとした。

 また、同時に、『レダセムチド(HMGB1ペプチド)』について、新潟大学医歯学総合病院により慢性肝疾患の患者を対象とした医師主導治験(第2相試験)が実施されており、このたび、本治験の主要評価項目を達成した旨の連絡を受けたと発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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