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フリュー、ダイワ通信、買取王国など/本日の注目個別銘柄
<5108> ブリヂス 5148 +212大幅続伸。前日に22年12月期の決算を発表している。営業利益は4413億円で前期比17.1%増益、市場想定を40億円程度の上振れに。一方、23年12月期の調整後営業利益は5100億円で同5.7%増の見通し。各エリア、各商品ともに販売本数の増加を見込んでいる。年間配当金は前期比25円増の200円を計画。今期の増益ガイダンス並びに増配計画を受けて買い安心感が先行する状況になっているもよう。
<9143> SGホールディングス 2076 +15反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も2500円から2700円に引き上げ。平均約8%の値上げを発表しており、現状の投資論点は運賃値上げによる利益の歩留まりに移行したと考えているもよう。コスト増加を上回る運賃値上げとなり、24年3月期以降の業績予想を上方修正。上場来平均を下回る現状のPBRは割安と評価している。
<4188> 三菱ケミG 805.8 +28.9大幅反発。前日に23年3月期の業績上方修正を発表している。ジレニアの仲裁判断を踏まえ、仲裁手続き中のロイヤリティを第4四半期に一括認識するとし、コア営業利益計画を2000億円から3260億円に増額している。今回の過去受領分の一括認識は一過性のものではあるが、その水準は想定以上との見方が優勢のもようで、ポジティブな反応が強まる形に。
<4704> トレンド 6340 +60切り返して反発。前日に22年12月期の決算を発表、営業利益は313億円で前期比28.2%減益となり、市場コンセンサスを50億円程度下振れる着地になっている。人件費増加などにより会社計画も下回る結果に。一方、23年12月期は348億円で同11.0%増を見込む。発行済み株式数の3.74%に当たる520万株、250億円を上限とする自社株買いを発表したことも好感されている。
<7550> ゼンショーHD 3680 +140大幅反発。すき家の約3割に当たる商品を10-40円値上げすると発表している。すき家の値上げは2021年12月に並盛を50円値上げして以来となるようだ。原材料費や人件費などのコスト高、卵の価格高騰を受けてのものとなる。収益増への直結が期待され、ポジティブな反応が先行しているようだ。また、ロッテリアの買収も発表、買収額は非公表であるが、取扱商品の一段の多角化、コストシナジーなどが期待されている。
<4936> アクシージア 1330 +60大幅反落。本日、グロース市場からプライム市場に上場市場区分が変更されている。それとともに、本日は売出株の受渡期日ともなっており、需給悪化が顕在化する状況になっているようだ。売出株数は265万株、オーバーアロットメントによる売出株数は39万7400株となっている。株式売出と市場変更発表前の1月30日終値との比較で、前日の株価は6.8%安い水準であった。
<6238> フリュー 1181 +89大幅続伸。岡三証券では投資判断を「中立」から「強気」に、目標株価も1200円から1500円に引き上げた。中期的には、プリントシール機のDXによるビジネスモデルの転換が期待されるほか、24年3月期には、プリントシール機のプレイ回数の回復とシール紙の値上げ効果で業績が回復に転じるとし、営業利益は前期比31.8%増の29億円を予想している。株価はこうした回復・成長を織り込む余地が大きいとみている。
<2489> ADWAYS 647 +100ストップ高比例配分。発行済み株式数の13.57%に当たる570万株、20億円を上限とする自社株買いの実施を発表。取得期間は2月17日から7月31日まで。株主還元及び、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを取得目的に。高水準の自社株買いが当面の需給面での下支えにつながるとの期待が先行した。なお、同社の自社株買いは21年12月から22年5月にかけて239万株を取得して以来。
<7116> ダイワ通信 1680 +300ストップ高。AI顔認証端末を活用した登園通知システム「FACE FOUR CONNECT」をリリース、3月より受注を開始すると発表している。通園バスの降車時確認だけでは防げないハプニング、ヒューマンエラーの防止、保護者の不安の解消などにつながるようだ。2月7日高値から34%調整して下げ一巡感も強まりつつあった中、株価反発材料とされている。
<3181> 買取王国 1870 +275一時ストップ高。前日に23年2月期の業績上方修正を発表。営業利益は従来予想の2.7億円から3.8億円に引き上げ。リユース市場の活況が続いており、売上が想定以上に拡大したもよう。年間配当金も従来計画の14円から16円に増額、前期比9円の増配に。第3四半期までの状況から業績上振れ期待は高かったとみられるが、1月に配当計画を示したばかりでもあり、一段の増配はインパクトに。《ST》
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